やさしさに ふれる時…
今日から霜月 11月となりました。
時間の経過が日増しに速くなり このままで行くと すぐに年末年始を迎えてしまいそうです。 いつもの事なのに その季節を楽しまなければ損したかの様に思う私がそこにいます。 特に春と秋は 身体中で命の息吹を感じていたいので…。 一緒に呼吸をしたくなるのです。 生きている事で 共鳴したいのでしょうか。 しかし 今年の残り時間を思うと あれもこれもと少々焦る気持ちとなりつつあります。 やはり皆様に提案させて頂くという仕事のせいか 季節を大事にと思う気持ちが人一倍強く… でも 自分が一番楽しみたいのが本音かもしれません…。 その時その時の自分と向き合いながら もっともっとと欲を出しながら頑張っていると とても楽しくて… そして その結果が待っていてくれてるとすれば 最高です。 何事においても + ( プラス ) - ( マイナス ) がある様に お互いに引かれ合い 気になる存在だったりと 持ちつ持たれつ ( ギブアンドテイク ) の精神だと私は考えています。 自分がしてあげたくてしている事は 相手にとっては有り難い事なのか 迷惑な事なのかは分かりません。 でも してあげたいと思う気持ちは とても素直で美しいと思います。 それから先は ゆっくり考えれば…。 少々脱線してしまいました…。 実は昨日 大好きなお客様より 素敵なプレゼントを沢山頂いてしまいました。 プレゼントを頂く事は勿論とてもうれしい事です。 でも その奥にそっと寄り添う気持ちが とても伝わってきます。 沢山の暖かな優しさに触れる瞬間は とにかく興奮してしまいます。 イングリッシュローズの数々 バラの香りが 深く 釣りたての天然鮎 ( ご主人様の収穫祭です ) 庭摘みされた秋のバラ そして 今撮って来られたばかりの夕日と。 T様はカメラ ( 私からするとプロ級 ) が大好きな方なので 夕日を撮ってから来られると聞いていましたので お願いして見せて頂きました。 急に自分のblogの写真が恥ずかしくなり 思わず “ ゴメンナサイ ” と言ってしまいました。 すると 彼女は優しい方なので “ いつも素敵よ ” って…。 “ ありがとうございます ” 沢山の鮎は 皆で少しずつ幸せのおすそわけにしました。 今朝 早速差し上げたお客様より “ とても美味しかったです ” とメールが届きました。 T様から頂いた数々の贈り物から 大きく幸せの波紋が広がっていきます。 そして バラの花束は Droguerieに置き ひとりでも多くの皆様に見て頂き 丹精込めて育てられているバラが伝えてくれる幸せを感じて頂けるとうれしいですね。 薄いピンク色の花 セントセシリア そんな素敵なお客様から守られながら 私もDroguerieも育てられているのでしょう。 日々こんなエピソードが生まれ続けています。 そして 今日も小さな幸せが生まれています。 たんぽぽの綿毛のように 優しい風に吹かれながら どこまでも飛んでいけたらいいのに… そして見知らぬ地へ種を落とし また芽を出すはず…きっと。 小さな小さな綿毛が知らない場所に種を落としたとしても 育つ確率はどのくらいなのでしょうか? 今朝見つけた たんぽぽの花 この季節に見ても やはり可愛い ひとつひとつの種たちが “ 大変だったね ” “ 頑張ったよね ” なんて言われたら この地球上は少々うるさすぎてしまい 疲れ果てる気がします。 多くを語らず 静かに結果だけを残す えらいです。 気が付けば 咲いた花をみては “ 可愛い ”“ きれいに咲いてる ”と 感動を頂いていますが 自分ひとりで生きているなんて 少々横暴ですね。 いつも自然の恵みには 沢山の癒しを頂いています。 だからこそ 私の毎日は充実して過ごせているのでしょう。 そんな気持ちの土台の上に 今以上の学ぶ事で得る知識を重ねていければ もっと素敵な暮らし方が出来そうです。 今日からのイベントも その出逢いのひとつになりそうです。 今回は ふたつのイベントをしています。 ひとつは “ 草原の羊たちと一緒 ニット展 ” KI ( 石田和江さん ) の手作りニット展です。 光が差し込み 優しいニットに影を落とす 彼女の作るニットは 昔ながらの手編み機で丁寧に編まれています。 今どき珍しいと思うのですが 毎回彼女の作るニットに出逢うのを とても楽しみにしています。 ベーシックにまとめられた素材と色 毎年着たくなる一枚です 寒くなると暖かなセーターが恋しくなります。 彼女のデザインするニットたちは とてもシンプルで軽く 色もベーシックで私を魅了します。 そして もうひとつは “ 人を呼ぶ江波戸郭子さんの世界展 ” です。 待ちに待った江波戸さん ( 作品 ) とのご対面です。 名前は “ ほい ” と “ のの ” 後姿も見て欲しくて 鏡の前に 実は私も まだご本人とはお会い出来てなく 何度か電話でお話しさせて頂いているだけです。 私だけだと思うのですが 昔からの友だちと話しているかの様に錯覚してしまう程 気持ちが緩やかになり 心温まり とても不思議な方の様に…。 一年前 東京の方に紹介して頂き 人形を見させて頂いた時から “ 何これは こんなの初めて… ” 目がくぎ付けになり 心からも離れなくなりました。 江波戸さんとの会話の中で “ よく紙粘土と間違えられますが 唐紙 ( からかみ ) と大和糊 ( やまとのり )で作っています。 紙と糊を幾重も繰り返し 形を作っています。 そして 最後に小さな靴をはかせ 立った時が一番うれしい ” と…。 とてもオシャマな “ もも ” 「私は今日 お嫁に行きました」 前日の電話にて “ 最後に「月粥」って どんな気持ちで名付けられたのですか? ” 全部に名前が付いているのですが 特に気になる名前でしたので。 “ 月粥は 粥は身体が弱っている時に食べる物だと思っているの。 月は暗い闇を照らします。 なので お粥を炊く時に 月を一緒に入れたらと… そんな思いで付けました ” あなたが “ 月粥 ” なんて素敵な名前を頂けたの? なんて方なのって 素敵過ぎて…涙があふれてきました。 そこには 彼女が今まで過ごされてきた時間の重みを とても強く感じました。 身体障害者の子供たちに 長年絵を教えられていらっしゃる様子…。 そんな子供たちと触れ合う中には… 私には とても深く…だから作品のひとつひとつに 優しく夢を見させてくれたり ずっと見ていたい そんな気持ちにさせてしまうのでしょう。 人の優しさにまた触れた瞬間でした。 本当はもっと強いものだと思います。 是非一度 ゆっくりお会いしたいと願います。 こんな素晴らしい方々の作品を ひとりでも多くの方々に見て頂きたいと思います。 そして 本物を手にして頂ければうれしいとも。 ご本人も 見て頂くだけで充分幸せですと… いつまでも ここで見ているよ 大丈夫だよ… 私は こんな最高のご縁を頂けて こんな作品としばらく一緒に過ごせる喜びは とても大きく… 私も彼女たちに負けず 頑張りたいと また大きなエネルギーを頂きました。 “ ありがとう ” と感謝で一杯になりました。 こうして書いている私の傍に ショータがいます。 Droguerieの時間 2012.11.1
by aoikusah
| 2012-11-01 20:09
| 2012年11月・12月
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