<   2014年 06月 ( 4 )   > この月の画像一覧

仮面の自分に

手仕事2人展が無事に終わりを迎えます。

今回は初めての企画 今井七重さんの人形…
私にとって初めての企画を経験させて頂きました。

今井さんとは昨年から メールやお手紙をいただいたりと連絡を取りつつ…
勝手に未だ見ぬ彼女を描いていたようでした。

しかし 分かる筈もなくが本当で…
それ故でしょう…イベントに対して不安がよぎっていました。

人形との初顔合わせがイベントの2日前と言うこともあり…

しかし届いた瞬間からその不安を打ち消すことは簡単でした。
つまり 私自身が心魅かれてしまったからです。

となれば その子たちと向き合う時間はほんの少しで…
会話が終われば私の企画への作業の始まりとなります。

a0255892_17552558.jpg

                          少し遅めの贈り物
                          大好きな白のアジサイの大輪が


私の仕事は 作家と皆様の架け橋となることと考えています。
どんな作品なのかを 自分なりに理解した上でなければ そのものに思いを入れる事が出来ず…
その作品が生きるも死ぬも その技量に…それが私の仕事だと思っています。

今井七重さんの人形たちは まさに其処にありました。
容易く一目惚れしてしまいましたから…
だから 2日間の猶予でしたが素直に向き合えた気がしています。

その子たちは様々な趣きを持ち合わせ…不思議な空気をも感じる…
ただ置く訳にはいかないと… その時 “ これかなっ! ” とぼんやり
しかし 時間がない訳ですから…急げ!…素材は車の中で色々考えながら…

a0255892_181313.jpg

                     テラスに今年も沢山のブラックベリーが
                     実りの時を迎え


ホームセンターに着き 板10枚と少し切れそうなのこぎりと釘を求めて帰り
すぐに作業に取り掛かりました。
その子たちの為にステージを作る事にしたのです。
つまり木箱です。

その子たちが他の誰にも遠慮しなくて済む 気持ちの良い空間を其々にあげたいと思いました。

板幅や長さを変え 様々な箱を組み立てました。
始めは のこぎりがギコギコと思うようにいかず手こずりましたが…そのうち調子がよくなりスイスイと…

昔 材木屋の娘とすれば 木の香りは私の古巣のようなもの…古傷がうずく…ちょっと意味が違いますが
子供のころから 木切れとトンカチで遊んでいたことを思い出したり…
何でもしている事の無意味はないなんて…

気が付けば12個の箱が出来上がっていました。
そのまま白一面の壁に感じるがままに置いてみました。

a0255892_17571841.jpg

                   ギコギコ トントンと 様々な箱が出来上がり


次はこの子が此処と…居心地の良い場所へと迷うことなく
一度でその子たちの空間は決まりました。

どの子も一応満足してくれているような表情に見え 一安心…
次はギャラリーの残された空間を 
この子たちの為に爽やかな空気の流れを作る作業となります。

ドウダンツツジの自然の力をかり 避暑地の風景を作りたいと…
私は洋服も大好きなのですが
こうして何も無い空間に想いのステージを企画する仕事が
もっと好きなようです。

想い巡らせている時は苦しくもあり しかし楽しくて楽しんで…
そのまま身体が動き始めると 自分が一番幸せの真ん中に居るようで 
想いと身体が一体となり 夢のような空間が生まれるまで 舞う様に動けてしまうのです。

a0255892_183521.jpg

                     十二支 未
                      仮面をかぶった女性が粋に横たわり…


勿論自己満足だとは分かっていることですが
それでも それを共有して頂ける皆様がいて下さる幸せがあります。

その前に 私の一番身近にいてくれるスタッフの喜び 感激してくれている事が
心強く一番の励みに…

こうして初日を迎えます。

その日は やはり少し早めにお店に…
2階のギャラリーで待つ子たちに 一晩過ごした感想を聞きに階段を駆け上がり 表情を伺います。
これも自分のエゴだと思いながらも 気持ち良さそうだった様子にまずは安心…

10時 開店を迎えますが…この瞬間がいつもの事…ドキドキと不安の時を過ごします。

やはり皆様の反応が気になるようです。
“ ワー素敵… ” などと まず遠くで聞く事から…何故か恥ずかしくもあり…

ギャラリーには 沢山の優しい時間と風が流れているようでした。

a0255892_1885293.jpg

                先程 N様よりお届け
                夏の涼を楽しむ植栽として オキナワスズメウリを


2日目は作家今井七重さんと 仕事仲間のお二人とが
夕方来店されることとなっていました。
お一人は ( 今回の今井七重さんを紹介して頂いた方 ) 三重県で…
もうお一人方は福岡の久留米でお店をされている方で とても素敵なお仲間…

東京では 夜時間が合えばいつも一緒にお酒を頂いている方々です。
その日も夜は大宴会の予定…

私もそうなのですが 私たちの目はその前にお仕事の目に変わり
何か一つでも学ぶ 求めるハンターに豹変します。

他を見る事は 自分を見つめ直す事へと繋がり 刺激を頂く事となるのです。

お二人ともに久しぶりの山口です。
来て頂くからには 何か差し上げられると良いのですが…ドキドキです。
やはり見る目や感性は厳しいプロですから
スタッフもとても緊張している様子でした。

a0255892_1813182.jpg

                   今日のお届け その2
                   Y様より珍しいユリとユウカリを頂きました
                   早速cafeに活け込み


やはり人とは仮面人間なのでしょうか?

いつもきちんとしていると思われている事も中々手薄になり…
しかし この時とばかり…やれば出来ると…言いたくなる程に綺麗に…
やはり “ 特別 ” はあるのですね。

完璧ではありませんが 時間の許す限りのおもてなしの準備が…
気持ち良くお迎えする事が出来ました。

初めてお会いする今井七重さん
先にお会いしている人形そのものの方のように
素朴で 山の様に大きくて優しくてドッシリされ…魅力的な方でうれしくて
素敵なご縁を又頂き 感謝です。

夜は 沢山食べ 沢山呑み 沢山会話しと…大人の宴会が…
場所が変われば話も変わり…素敵な笑顔と共に…

一つの旅が仕事と一緒に楽しみ 刺激的な2日間となり
これから続く私たちの仕事の活力となるでしょう。

a0255892_1753472.jpg

                     今朝ネジリソウが初めて咲いていました
                     沢山の蕾が顔を出しています


三人三様と 誰一人として同じでは無く
だからこそ楽しいと思え 別の刺激を頂く事が出来る。

自分では考えらえない事を目のあたりにしたりと…
そう認めながら刺激し合える仲間は 私にとって宝物です。

これから先 どれ位続けられるか分かりませんが…
方向性も変わりながら これから先も楽しみだと思っています。

どんな未来が待っていてくれるのか想像できませんが
このまま寄り道しながら夢に向けて歩いているでしょう。

自分が楽しめる事が皆様と歩む道と…

今回も素敵な出逢い 素敵な言葉を沢山いただきながら

言葉は素晴らしい “ 魔法 ” だと…

                                     Droguerieの時間
                                            2014.6.26
by aoikusah | 2014-06-26 18:17 | 2014年5月・6月 | Trackback | Comments(0)

二人展に望む覚悟

このところ 皆様から多くの頂きものをしています。
先日は 夏を前に収穫期を迎える野菜たちを頂きました。

1年前になると思いますが ブログでも紹介させて頂きましたが…
T様…私と同じ歳の 一人農業をされている素敵な女性です。

その元気の泉は何処から湧き出でるのですか と尋ねてみたいほど…元気でハツラツ
きっと皆様に 無農薬で育てた美味しい野菜たちを食べて欲しいとの思いからだと
何のためらいもなく答えられるでしょう。

a0255892_8225458.jpg

                             会席後 早速梅収穫
                             歴代の梅酒の中に並べられ


T様は 周南にて食のお仕事をされている方
日々の暮らしの今のリズムは 野菜作り中心と思われます。

 
畑と田んぼでの朝の作業に始まり日中はお店…夕方は2度目の畑の作業 
夜は又お店のお仕事に戻り やっと身体を休める為の就寝と…そしてまた朝を迎え 

どう考えても彼女は怪物にしか見えなくて…快挙と言えるでしょう。
しかも “ 無農薬で美味しいよ… ” と坦々と笑顔で言われます。
素敵過ぎませんか!…

夕方 畑の帰りに山ほどのじゃが芋と
大きく立派に巻いたキャベツを沢山届けて頂きました。

a0255892_82113100.jpg

                  お花大好きなT様より
                  お庭の花をピンク色からグリーンへ変わるらしく


もどかしくも ただ “ ありがとう ” の言葉しか返すことが出来なくて…
心の中ではこんなに沢山の気持ちをどうすれば返せるのか…
なんて思い巡っていました。

身体をはってお返ししたいのは山々ですが自信もなく…
その気持ちに今応えられるとしたら 誰よりも美味しく頂く事しかないと
感謝して料理する事にしました。

T様も野菜も一番喜んで頂けそうですから…

早速スタッフやお客様 そして母へも少しずつお裾分けさせて頂きました。
もち論 cafe' bon でも使わせて頂き 皆様にも優しい味を食べて頂きたいと思っています。

そして昨日 母よりお裾分けのじゃが芋が肉じゃがとポテトサラダとなり
その優しい味が私を口福へと導いてくれました。

ここにもその思いが…思いへと次の嬉しい波紋として広がり始めて行きます。

a0255892_8285670.jpg

                    誕生日の日 姪たちからお花を頂きました


彼女の身体は悲鳴をあげてるはずなのに
心はこの上の無い幸せに包まれているように…きっと神様が見守られていると思われます。

何事も無理をしなければ 自分の満足とは出逢えずの気がしています。

がむしゃらに走り ふと気が付けば頂上が後もう少しの所に来ており 
しかしここが限界だと思う体力に気が付き…そしてそれから振り絞り…やがて終える。

これまで やれば出来るを何度となく経験しながらのように思われます。
それが今の目標や夢となっているようです。

a0255892_8303965.jpg

                        cafe' bon のデザート
                        ほうじ茶のあんみつが始まりました


そしてもう一人のT様からも…
その方は私よりも少し先輩の方で見るも美しく素敵な方

多才であり先日も古布で作られる “ 衣装展 ” をされました。

丁度お店の会席と日程が重なり伺う事が出来なくて…
とても残念な思いの中 気持ちだけでもとお花を送らせて頂きました。

そのお礼にと沢山の頂きものをする結果となり 恐縮してしまうことに…
自家製のらっきょ 採れたてのサンチュ 皆様でとお菓子を頂いてしまいました。

見たいのに行けない事をしっかりお伝えし 出来ればその時の写真を見せて頂きたいとお願いしてみました。
気持ち良く受けて下さり…一緒に持参して下さり…

a0255892_8334434.jpg

                    ギャラリー青い草に
                    今井七重さんの人形と
                    仮屋園宏道さんのガラスが勢ぞろいしました


写真を1枚めくる度に 止める事の出来ない鳥肌が…
想像していた以上に芸術的で素晴らしく 
感性の豊かさに感服…一発で完全にノックダウンさせられました。
何故かそれが凄く嬉しくて…余韻が残ります。

素敵な方は自分をおごることなく謙虚で 優しく…しかも笑顔がとてもチャーミングなのです。
その上お話が上手で楽しくて飽きる事なく もっと聞きたくなるほどです。

そんな魅力は これまで歩んでこられた浮世から生まれしこと…
美味しいものを頂いた上に人生の勉強をもさせて頂く事になりました。

a0255892_8364473.jpg

                      午前0時のシンデレラ
                       現実に戻るシンデレラの悲しげな表情
                       下向きな目にひき付けられ


皆さん何も見返りを求めない…ただ自分がしたい事を思いのままに…
だからこそキラキラと眩しいほどに輝き 人を引き付けてしまうのでしょうね。

還暦を迎えた1年でしたが何も変わることなく 一昨日もう一つ年を重ねてしまいました。

ただこの1年 沢山の方たちとの刺激的な出逢いが頂けているように感じています。

偶然なのか今ここに来て必然的なのかと思えるほどに…
やっと出逢える日が今…沢山の点が線で結ばれる時かと…

a0255892_841995.jpg

                     午前0時15分のシンデレラ
                      魔法が解け右足に残るガラスの靴が


しかしこの最近 悔しいですが走りっぱなしは…息切れを覚えて来始めています。
第2の人生とはこれなのかと…思い知らされます。

自分の身体と向き合い充分調節しながらが一つの課題としてあるようです。
元気で何時までも
仕事していたいし 感動していたいし 皆様と一緒に楽しみたいしと思いは多く…

明日から “ 仮屋園宏道のガラスと今井七重の人形展 ” が始まります。

昨日 今井七重さんの人形と初めて出逢いましたが凄いです。
どの子も表情が豊かで 一瞬にして心奪われてしまいます。
私の心が浄化していくようでした。

a0255892_8443425.jpg

                   まゆ玉
                    ただそこにいるだけで 穏やかな気持ちに

a0255892_8541922.jpg

                      十二支から  亥
                       なんとも風格のある 亥
                       自分の守り神として傍に置きたく…                   

昔なつかしい ほのぼのとした 
未だあどけなかった幼いころの無垢な気持ちと逢えるような…不思議な思いに…

仮屋園さんのガラスは2度目となります。 
1400度の燃えるガラス…高原と彼の猫に対するユニークな世界が…

昨日全てが揃いました。

これから2階 “ ギャラリー青い草 ” にて お二人の作品を前に真剣勝負となります。

今回も神宮の風花さんにドウダンツツジをお願いし 素敵な木が届きました。

a0255892_8481743.jpg

                   ドウダンが届き 小さな避暑地が出来ました
                   現実から逃避して ゆっくりと過ごしたくて…


小さな森とガラスと人形
一体何が生まれて来るのでしょうか…

私にも未だ見ぬ世界との遭遇と…何となく思い描いていますが
後は自分がその子たちと会話しながら作り上げて行きます。

私もこれから始まる時間と空間を もがきあえぎながら楽しんで…

a0255892_851332.jpg

                              素敵なグラスがたくさん
                              夏に使いたくなる一つを


今井七重さんは 21日(土)の午後3時頃に来店の予定となっています。
時間が許せば是非お話してみて下さい。
とても素敵な方と…
私も お会いするのを今からとても楽しにしています。

今回も皆様からの頂く事の多さに
これからはじまる1年の予期せぬ旅を楽しみたいと思います。

いざ 出陣…

                                      Droguerieの時間
                                            2014.6.20
by aoikusah | 2014-06-20 09:00 | 2014年5月・6月 | Trackback | Comments(1)

清風膳のお料理

無事に会席も終わりました。

待ちに待っていたようにも思われた3日間でしたが…余り楽しむ余裕もなく
時間に追われながら 気が付けば終盤を迎えているようでした。

食べ事は時間が勝負…
しかも下ごしらえ8割と言いますが これがかなり大変な作業となります。
やはり30食分となると 何をしても時間を費やし…
前の日からの仕込み そして当日は早朝7時からの開始と
又夕方からは次の日の仕込みと夜までも続き…

a0255892_17574694.jpg

                    完熟したトマトをミキサーにかけ
                    布でこし ひたすら待つ
                    一滴一滴がトマトの原石のような香りと味に


休む暇もなく動いているのに終わらず…
私の体力に問題が生じてきているのでしょうかと不安も感じながらでした。

初日を迎え
綺麗に 丁寧に仕事したいとの思いから ひたすら料理の事だけ考えていました。

皆様の反応が気になりながらも楽しむ余裕もなく
時折 “ 美味しい… ” “ わー綺麗… ” の声をかすかに耳にしながら…
それが嬉しくて…

五感を満足して頂く為の会席です。
ですから 食を通して沢山の幸せを感じて頂ければ嬉しい事となります。

たった3日間の本番ですが 
この為に費やした時間は 私たちをより幸せに導く事になるでしょう。

a0255892_1833971.jpg

                  前菜の盛り合わせ
                  波佐見の角皿に乗せ 庭のユキノシタを添えて


私ひとりで出来る事では無く スタッフの大きな温かい力を借りながら…
皆の気持ちを一つにしながら出来る事として…
調理している間は 心地いい幸せな時間が其処にありました。

皆様からの “ 美味しい ” の一言と “ 美味しいの笑顔 ” に出逢うためにだけ
頑張っていましたから…

帰り際の
“ 次回も是非お声をかけて下さいね… ” この一言に尽きます。

その意味では私たちは多くの幸せを頂けましたし とても皆様に感謝しています。
疲れも何処かへ…

a0255892_1852983.jpg

                   朝とれた地物のカナガシラと蛸の大葉包み揚げと
                   真竹とアサリの混ぜご飯が今の季節を


今回の献立を少し紹介してみます。

       清風膳 

 梅雨。私たちの暮らしに大切な季節です。
 この長雨は田んぼや畑を豊かにし 私たちの飲み水としても…
 紫陽花 菖蒲 など雨にぬれてこそ美しい花たちも咲き始め…
 蛍も雨上がりの夜飛び交う姿は幻想的…野菜の苗も植え時と…
 夏の収穫を前に慌ただしくなる…全ての恵みがこの時から始まる
 そんな思いでご用意させて頂きました。

  食前杯  トマトの実り

  前菜    鯛の昆布じめ
         ゴマ豆腐のあんかけ
         蛸とオクラの辛味和え
         里芋の素揚げ

  本膳    今朝とれた地魚の天ぷら
         干し椎茸のかき揚げ
         海老の天ぷら
         新ゴボウの揚げもの
         干し椎茸の白和え
         長芋の甘辛煮
         小松菜のお浸し
         おばあちゃんの出汁巻き卵
         真竹とあさりの混ぜご飯
         お味噌汁

  デザート 苺の盛り合わせ
         お飲み物

季節ごとの地元の食材で献立を考えます。

季節の今が旬の物と これから迎える夏の食材で…いち早く夏を意識して頂きながらと…
心をこめて料理させていただきました。

a0255892_18104286.jpg

                素朴なゼリーとパウンドケーキの上に
                朝採れの苺と 苺で作ったソースで果物の宝石箱に


今の野菜たちは何時が旬なのか分からなくなる程 一年中食べる事が出来ます。

わたしの子供の頃は その季節ごとに太陽の光を浴び
甘く熟す時に本当の美味しさに会えていました。
例えば トマトが熟れ始めるとギラギラと太陽が照りつける夏だ!…

本来はこんな旬な暮らしを求めます。

今回の地物の魚はこれからが旬…イトヨリ カナガシラ ハゼ アジ タコを
野菜は小松菜 枝豆 オクラ 新ゴボウ トマトそしてデザートには苺を使いました。

苺は今我家に植えた3株からも 小さいながらも沢山の実が赤く熟れ始めています。
初なりの苺は2人で仲良く半分子しました。

久しぶりに頂く太陽の下で育つ苺の甘酸っぱさに思いは深く…
子供の頃 畑で熟れた苺を摘みなが食べていた頃を思い出しました。

よみがえる ほのぼのとした温かい景色ですね。

今回の料理教室として

 ◎蛸とオクラの辛味和え
    オクラ   100g
    茹でたこ   50g ( ゴマ油 醤油 )
    長芋     50g
    生姜    みじん切り 少々

      醤油   大1
      塩    少々
      酢    小1
a0255892_1814126.jpg

   ①オクラは塩でもみ 湯がいてから氷水へ
   ②茹で蛸は切れ目を入れて ひと口大に切る
   ③長芋は皮をむき1cm角の薄切り 生姜はみじん切り
   ④ひと口大の蛸は ごま油と醤油でさっと炒める
   ⑤具とたれで良く混ぜ合わせる

 ◎枝豆のハーブ焼き
    枝豆 
    ハーブ ( ローズマリー など )
     
      オリーブオイル   適量
      醤油       少々
a0255892_18153910.jpg

   ①枝豆は少し固めに茹でる
   ②フライパンでハーブと一緒にからいりし 少し焦げ目が付くまで焼く
   ③オリーブオイルと醤油をいっきに回しかける

 ◎干し椎茸の白和え
    干し椎茸  20g 
    人参      70g
    こんにゃく   半丁
    春菊の葉    少々
    豆腐      1丁
   
      白ゴマ    大4
      塩      小1/2
      煮切りみりん 大4
      砂糖     大3~4
      醤油     小1
a0255892_18162122.jpg

   ①戻し椎茸はごく薄切り
     戻し汁 砂糖大2 塩少々 酒大1 醤油大2/3の煮汁で
     前夜の内に炊き合わせ これをザルにあげておく
   ②人参は2mm角 3cmのせん切り
   ③こんにゃくは塩もみして茹で 人参と同じ大きさに切る
     人参の煮汁に少量の水と調味料とを補い煮て 汁を切る
   ④春菊は茹でる。 

  豆腐 
   ①豆腐は茹で湯に塩少々加え80℃っを保ち静かに7分茹で
     2時間程水切りする
   ②胡麻をすり豆腐と調味料を合わせ 汁を切った具材と合わせる

 ◎長芋の甘辛煮  
    長芋    150g

     調味料  鰹だし  360ml
            日本酒  大3 
            砂糖   大2
            味醂   大6
            醤油   大4
a0255892_1818046.jpg

    ①長芋は皮をむき1cmを目安に輪切りにする
    ②調味料を火にかけ温めておく
    ③180℃の揚げ油で長芋を3分位揚げ 油を切る
    ④揚げた長芋を②の鍋に入れ 5分間炊く
    ⑤炊き上げた長芋は煮汁を切り盛り付ける
    
    長芋はシャキシャキ感を残す

どれもが簡単に作れます。

和食の良さは 食材の味を引き出す為に
出汁とその物の持つ旨味のバランスが大切となります。
この加減さえ間違えなければ絶対に美味しい料理が生まれます。

それからもう一つ大切な事は 全てにおける優しい愛情です。
食材に対する感謝と食べて頂く方への思いではないでしょうか…

日々の暮らしの中での食を もう一度見直してはいかがでしょうか?

元気になる源です。

美味しく食べるは明日からの活力となり 幸せが近づいているように感じてしまいます。

次回はいつ…

                                    Droguerieの時間
                                          2014.6.12
by aoikusah | 2014-06-12 18:21 | 2014年5月・6月 | Trackback | Comments(0)

会席と紫陽花の花に

5月の末にはすでに夏日となり
6月に入れば山口は梅雨入りとなり又驚きです。

4日続きの雨も やっとくもり空に変わり…
雨も続くと少しうとましく感じられてしまいます。

何事も過ぎたるは及ばざるが如しとなるようですね。

私の生まれ月と言うこともあり…6月は好きな季節となります。
ですから 梅雨ならではの過ごし方も人一倍楽しんでいると思います。

雨音を聞きながら 静かなゆったりとした時間が流れていきます。
こんな日は誰もいない ただ自分とだけの対話の中に…

a0255892_18352588.jpg

                    先日 玄関横のベビーバスに植えた野菜たち
                    すくすくと育ち ベビートマトが


6月のこの頃 田植えの季節を迎えます。

少し街中を離れると静かな田園が広がります。
この時だけは広大な景色の中に人の姿を見かけるようになります。

田を耕し 水が張られ…
すでに苗が植えられた田んぼ…未だこれからと準備に追われている田んぼと…
この季節の垣間見る時を頂きます。
季節ごとの大切な行事として 秋の豊作を夢見て…田植えの風景はあるようです。

私も子供の頃には田植えを手伝っていました…勿論手で植えていましたよ…
のどかで ほのぼのとした古き良き時代の思い出の一つです。

雨降りの日に 耳を澄ませば
降る雨の音…
車が走ればタイヤと雨とで起きる軽快な音…
波板に大きな滴が落ちる雨だれの音…と
様々な心地良いリズムと共に 波紋を広げてくれているようです。

a0255892_1838141.jpg

                      昨年 母の日に頂いた八重の紫陽花に
                      初めて花が咲きました


6月はとても慌ただしく過ぎる頃のように…
迎える夏への準備として しなければならない事が沢山あるように思われます。

自然界も春を待つ時と同じように
夏を待っていたものたちが 今慌ただしく動き始めています。

羽虫たちが 湿った風と共に現れたり…
そして雨が似合う花たちも咲き始めています。
6月の花の代名詞と言っても良いほどの紫陽花の花も…

a0255892_18454194.jpg

                  我家の庭に咲く 白い花を咲かせる紫陽花


紫陽花は日本原産とされる落葉低木で
薄緑の花のきゅうが次第に色を濃くしながら 雨にぬれて青や紫に美しく咲きます。

昔からどこの家にもあっただろう…気取らず咲いている姿が一番好きで…
雨の中を気持ち良さそうに咲いている風情に 癒され魅せられてしまうのでしょう。

白色の花が好きな私は 紫陽花の花も白が特に好き…
しかし紫陽花の花の色はその環境で変わり 中々白い花を見せてはくれない…
太陽 土 水と…場所が変われば七変化するように…

優しい花なのか気難しい花なのか不思議な花…だからこそ梅雨のこの時期に…

a0255892_18574543.jpg

                          荒川尚也作 グラスとピッチャー
                          背景にホタルが飛びかい…


そしてホタルブクロに菖蒲…日本古来の花が浮かんできます。
ホタルブクロは別名提灯花とも言われ
蛍が花の中で ぽっと光りそうな釣鐘の形の優しい花として懐かしい一つです。

昨日沢山の花をお客様のN様より又頂きました。
土曜日から始まる会席に間に合うようにと雨の中持って来て下さり 感激と感謝でした。

3日間の会席を…
この花たちと私たちの料理で 精一杯のおもてなしが出来ればと思っています。

まだまだ先の事と思っていましたが ここまで来れば少しドキドキと緊張してきています。
久しぶりの身体が引き締まる思いでしょうか。

a0255892_1850349.jpg

                            原光弘作 醤油さしとボール
                            1400度の世界から


昨日は久しぶりにお店の中を模様替えしました。
荒川尚也さんや原光弘さんたちのガラスの器を皆さんに見て欲しくて…

子供の頃からガラスが大好きな私は一年中使いたくなるので
どの季節も関係なく気持ち良く使っています。

しかし これから暑さに似合う器として食卓の上に登場する回数が頻繁になるでしょう。
料理も涼やかに美味しそうに…

全てが五感で感じることから楽しむ事が始まります。
そのひとつをも大切にして日々過ごしたいと思っていますから…

ドゥログリーもすっかり夏仕様となり ガラスに囲まれて私は幸せに…
皆さんはいかがでしょうか?

a0255892_18553067.jpg

                            旬を迎えた我家の梅の木
                            来週は梅の収穫祭となります


今年も我家の梅の木が収穫の時を迎えています。
季節は巡り…
この会席が終われば皆でまた毎年の恒例として梅の収穫祭…
梅を採り 丁寧に洗い 梅酒作りの予定にしており 今から皆で楽しみにしています。

庭のジュンベリーの木にも赤色の可愛い小さな実が熟し始めました。

何時 収穫するかが問題…ヒヨドリとの競争となりますから
気が付けば実が消えていた時もあり…其れからというものは鳥との競争です…

その日のうちに採れたての実を そのままジャムにしました。
アツアツの出来たてのジャムを頂いてみましたが
小さな種が食感として残り さらに美味しさを増して感じます。
自然の恵みに感激です。
cafeでもお出しできそうです…楽しみにしていて下さい。

a0255892_18482922.jpg

                        ジュンベリーの作りたてのジャムです
                        甘酸っぱいベリーの香りと色で


すでに会席の準備が始まりましたが 明日からはさらに本格的な取り組みとなります。

気合いを入れて頑張るのみです。

皆様の美味しいの笑顔に出逢えると信じて…

                                         Droguerieの時間
                                               2014.6.5
by aoikusah | 2014-06-05 18:59 | 2014年5月・6月 | Trackback | Comments(2)