カテゴリ:2014年7月・8月( 9 )

夏会席の料理と赤とんぼ

まさに夏の名残りと思いながらも
すでに秋の気配の中にいるようです。

朝晩すっかりと涼しくなり 
今朝は寒くて目を覚ますほどでした。
今日は少し厚目の布団を用意してと思っています。

季節の変わり目が これ程までに早く訪れるとは…
こうしている最中にも最後と思われる蝉の声が時折聞こえてきます。

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                              爽やかな秋空へ


秋をさいそくしているように 
鈴虫やマツムシが…リンリン…チンチロと日を追うごとに賑やかに聞こえてきます。

先日 会席の時にもお世話になった
市が運営している市場 “ 里の厨 ” へ行って来ました。
その日も新鮮な野菜 魚 肉たち 
そして地元の産物が所狭しとばかりに並んでいます。

その鮮度の良い物たちが収穫されるまでの生産者の方々の大変さを思うと
その中にいるだけで心が幸せで満たされて行きます。

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                  夏の会席の紹介
                    トマトの宝石 
                    トマトを潰し二日にかけて一滴一滴落とし


陳列された野菜や果物の種類で 季節がすでに秋へと移行している様子が分かります。
果物はブドウ ブルーベリー 梨 無花果そして栗
野菜は葉もの野菜から根もの野菜へと…

今ではどんな野菜でもハウス栽培で一年中頂ける時代へと…
しかし その旬に収穫されるものが一番美味しい事は 誰もが分かっている事としてあります。

そして その季節の恵みを頂く意味からも
旬の味を引き出すための料理を心掛けたいと思っています。

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                           前菜五種盛り
                             鱧の山椒焼き
                             茄子と干しぶどうの煮もの
                             白花豆
                             鯛の昆布〆手まり寿司
                             トマトと夏野菜のマリネ


先週の “ 夏の会席 ” も皆様に喜んで頂きながら
私たちは幸せな3日間を過ごさせて頂いていました。

初日はドキドキしながら手順を確認しながら…
2日目は少し楽しみながら…
3日目はもう最終日を迎えています。
思いっきり楽しみたいと思いながらも中々余裕が持てず
何時もの事ですが 気が付けばすでに終わりを迎えています。

簡単な会席のようですが
献立を考える時から振り返ると3ヶ月余りが費やされています。

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                          本膳
                            10種類の夏野菜のそうめん
                            海老とオクラのかき揚げ
                            おばあちゃんの出汁巻き卵
                            ピーマンと南瓜の煮もの


会席を今年もう一度と考えていますが 後4ヶ月余り
正直なところ…出来るかどうかは半信半疑
秋と冬の食材でお招き出来ればと思っています。

今回の献立の中で一番のお薦めは野菜たっぷりの “ そうめん ” でと考えていました。

スタッフの朝の仕込みは
10種類の野菜をひたすら細く細く…細かく細かく…切るだけで大半を占めていました。
その間 私は他の料理をこなしていました。
其れほどまでに刻みに時間を費やしていた事になるのです。

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                           そうめんの具材の一つ
                           きゅうりを細く細く永遠に切り続け


夏の食材の持ち味を最大に生かしたいと献立を考えていましたから…

お陰で3日間は朝採れの野菜たちに囲まれて とても幸せな時間を頂いていました。

家庭では決してしない事への挑戦のようでしたが
しかし それだけの手間はこの上なく五感を刺激してくれていました。

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                         そうめんの上に
                         甘辛く味付けされた干し椎茸
                         その上に潜む ねばねば夏野菜たち
                         更に千切りされた野菜が高く
                         優しいお出しに浸かります


皆さん そうめんが運ばれた来た瞬間に
“ 凄い…こんなに細かく…大変だったでしょ… ” と感嘆の声を頂いていました。

そして最後に
“ 美味しくて 感動しました… ”
“ 次はいつですか …? ”
なんて最高の言葉を頂き 私たちの大きなねぎらいとなり 
次回への意欲へと繋ぐ力へと…

どれだけ丁寧に作られた料理だとしても
頂く時はほんの数分で…ペロリと頂いてしまいます。

美味しそうな料理 手間のかけられた料理だとしたら
私はまず ただただ眺めることから始まります。

そして 作り手に深く感動しながら…やっと頂く時を迎えています。

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                               最後のデザート
                                 メロンの寒天寄せ
                                 三種のぶどう
                                 飲みもの


やはり そうせざる得ないほどの料理は
絶対と言って良い程に 期待を裏切られた事は無く美味しいです。

私も少しでも近づければと思いながら日々の料理を楽しんでいます。
私たちの今出来る精一杯の料理で皆様に喜んで頂ければ幸せだと思いながら…

少しだけですが夏の会席の料理教室を

1 茄子と干しぶどうの炒め物
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   干しぶどう      20g 
   玉葱          半玉
   ニンニク        1片
   茄子          2個
   出汁          半カップ
   オリーブオイル   適量
   米酢          小1

   ① 玉葱とニンニクはみじん切りにする
   ② フライパンにオリーブオイルと①を入れ弱火でじっくり炒める
      飴色になるまで炒めたら出汁を加えて10分煮詰める
   ③ 茄子は食べやすい大きさに乱切りにする
   ④ 別のフライパンに やや多めのオイルを熱し③を炒める
   ⑤ ②を加えて さらに干しぶどうと酢を入れ2~3分煮込む
 

2 丸ごとピーマンの煮もの
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   ピーマン   10個
   出汁
   酒
   味醂      少々
   醤油      少々

   ① ピーマンを綺麗に洗う
   ② ピーマンが浸かる程の水で煮て 色が変わるまで火をとおす
   ③ お湯を捨て出汁と酒を半々でピーマンが浸る量とする
      そして味醂と醤油も加える
   ④ 5分煮れば火を止め そのままで冷ます

3 海老とオクラのかき揚げ
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   海老       10尾
   オクラ       5本
   大根        5センチ

   ① 海老とオクラと大根を1センチ位に切る
   ② 衣は小麦粉だけで水を加えてつなぎにする
   ③ 180度でゆっくり揚げる
   ④ 熱いうちに塩をふる

4 ピーマンとオクラのねばねば和え

   オクラ           10本
   ピーマン           4個
   赤ピーマン         1個
   胡瓜             1本
   茗荷             3本
   生姜             1片
   大葉             10枚
   細切り昆布(松前漬用)  適量 
   醤油             適量

   ① 野菜は細かく刻む
   ② 大葉はせん切り
   ③ 昆布は2センチ位に切る
   ④ 材料を全て合わせ 醤油を入れて混ぜる
      少し寝かせ粘り気を出す

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                      トマトと夏野菜のマリネ
                        6種類のミニトマトたち
                        断面はまるで宝石のように輝き 魅了


今回は 素材を生かしたシンプルな料理となっていますが
どれもが相当美味しく頂ける一品だと思います。

ねばねばオクラは熱々ご飯の上にのせて頂くと 幾らでも食べてしまいそうで怖いです。
冷蔵庫の中の残り野菜で まずはお試し下さい。

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                       今日のcafe’ bonのテーブルの上
                       ミニトマトと小さな根が出ているミント


秋風が立ち始める頃…

どんな秋が忍び寄るかと思えば さらに気持ちが弾んで来ます。

空はすでに夏から秋へと…そして風までもが爽やかで秋風となり

その空の下に赤とんぼが飛んでいます。

子供のころからよく見る景色に 懐かしむ時を頂いたり

しばらくは秋の気配を感じながら…楽しめる時としてありそうです。

もうすぐ秋の七草にも顔合わせ出来そうです…

                                     Droguerieの時間
                                            2014.8.31
by aoikusah | 2014-08-31 14:50 | 2014年7月・8月 | Trackback | Comments(1)

秋への想いが…

お盆を過ぎると随分と涼しさがたち
朝夕の蝉の声も “ カナカナ ” と ヒグラシの声も混じり 秋の気配を感じています。

夕暮れ時には 虫の音も聞こえ始め
あれほどまでに暑い暑いと言っていた夏の日が儚い夢のようにも思われて来ます。

しかし9月までは残暑が続くと思われますが 
先日の台風より随分と涼しく 過ごしやすくなっています。

今年の夏は冷夏と予測されていましたが 
7月に入るや否や 最高気温を更新するほどの猛暑日が続いていたのが嘘のように
涼しくて過ごしやすい日々となっています。

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                  Droguerieも一気に秋の気配へと
                  秋の始まりの一つの提案として紹介してみます
                    ストールを巻き付けている様なカーディガン
                    ファーの襟元が さらにおしゃれに


季節も暦の上では 立秋となっています。

秋の気配の一つとして 草花のこと…

瑠璃色をした “ つゆ草 ” 小さな薄紫の花が道端に咲いているのを見かけます。
何故か昔を懐かしむような静かな優しい花として
つゆ草は7月~9月頃に咲く花

昔は布を染めていた事から “ 着き草 ” と呼ばれたそうです。
それが “ 月草 ” の名で歌にも詠まれ 心の移ろいや はかなさを感じるように

以前の私は “ 露草 ” 字の如く梅雨の頃に咲く花だと思っていました。
それもまた良し…雨に似合う花としてもありそうです。

そして “ 水引 ” も咲いています。
上から見ると赤く 下から見ると白い花が…
細長い花穂に点てんと幾つもついて咲いています。

その様子から祝儀の水引に由来しているらしいです。
物の造形から生まれる言葉は 何を見ても納得のいく事としてあるようです。

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                   秋の立ち上がりに着たい 草色のジャケット
                   ヴラスブラムの真麻色のスカートと


そして これから迎える秋に最も身近に触れられる花として “ コスモス ” があります。
しかも “ 秋桜 ” と書きます。

桜は 日本の国の花…
冬から目覚める時の命の花のように…春を待ちこがれる私たちへの贈り物のように

秋桜は 秋に咲く桜と字の如し…
春と同じこと…それほどまでに誰もが待ちわびる秋の花…そして厳しい冬を前に
秋風に吹かれる様が 素朴で心魅かれるのでしょうか?

私たちの子供の頃は 家の周りの何処かしこにも秋桜が咲き乱れ
しかも見渡す限りの大地をソヨソヨと優しくなびく姿は
まるで地球全てを ゆりかごの中へと誘い込むかのようです。

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                    ふっくらしたポッケの付いた一重の赤いコート
                    秋の始まりから着れる 普段の羽織りとして


今では 新種の色鮮やかに咲くコスモスを有料で見せて頂いている時代となり
人の手をかけなければ育たない今の環境に 一抹の不安がよぎり
私たちのする事がまだまだ沢山あることを 新たに思い起こされます。

それと同時に 四季ある国に生まれし事の幸せを強く胸に思い
巡る季節に 四度の感動を頂いている事 当たり前と思っては神様に叱られそうですね。

ここでもう少し 夏の名残りを楽む一つとして
明日から “ 夏会席 ” が始まります。

自分なりに 今持ち合わせている最善の力を届けたいとの思いと
そんな思いを楽しみにして下さる皆様に満足して頂けるかの狭間の中を 
何時もドキドキとした時間を過ごしているようです。

しかしそれ以上に 当日皆様との新しい出逢いを心待ちにしている幸せな自分がいます。
食と言う文化を通じて この名残の夏の思い出となれば嬉しいこととして

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                     グレー地に真紅の花が柔らかい素材に乗せて
                     大人としての装いに


お陰様で予約も満席となり 感謝で胸が一杯です。
ありがとうございました。
明日を前に献立をお知らせしてみます。

 名残の夏会席の献立

  食前酒   トマトの宝石

  前菜    夏野菜のマリネ
         鱧の山椒焼き
         茄子と干しぶどうのオリーブオイル炒め
         鯛のてまり寿司
         白花豆の煮もの

  本膳    10種類の夏野菜そうめん
         海老とオクラのかき揚げ
         おばあちゃんの卵焼き
         丸ごとピーマンと南瓜の煮もの

  デザート  メロンのゼリー
         果物
         お飲み物

今回の会席は 一昨年の夏会席の時に  “ そうめん ” をお出ししたのですが
もう一度食べたいとの声を頂いていました。

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                           シャンパーニュ色のパンツに
                           大人の青色のシャツをさり気なく


嬉しい限りで…調子に乗って 今回はそうめんを中心とした会席となっています。
勿論そうめんは山口県産 “ 菊川そうめん ” 
喉越しが爽やかで 歯ごたえも中々 味もしっかりしていてかなり美味しいと思います。
まだの方は是非お試し下さい。

次回 作り方は 会席の教室で紹介させて頂きます。

お盆を過ぎますと私の仕事も忙しくなり始めます。

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                        ピンクベージュのざっくりカーディガン
                        ノンエイジで楽しめる一枚として


今年も残り4ヶ月余り…
イベントをこなすだけでも気が付けば年末を迎えていそうです。
そこで 年末までのスケジュールをお知らせさせて頂きます。

  9月12日(金)~18日(木)       末野美由紀 銀のアクセサリー展

  9月26日(金)~10月2日(木)     秋のAya展

  10月10日(金)~16日(木)      秋のB.stuff展

  10月25日(土)26日(日)27日(月) 響き展

                          本丁蔵部にてTINAとのステージを予定
                          そして12月で30年を迎える前夜祭として
                          ドゥログリーが周南に大移動します

  11月1日(土)~9日(日)        もみの木のクリスマスとMIYACO展

  11月15(土)16日(日)17日(月)   初冬の会席(予定)

  11月21日(金)~27日(木)      冬のYM展

  12月5日(金)~12日(木)       冬のしつらえとコート展

  12月19日(金)~24日(木)      羊毛KIのニット展

と イベントは企画されています。

その中でも 10月末の響き展の3日間は “ 周南市の本丁蔵部 ” でさせて頂きますが
一昨年以来 出先でのイベントは2回目となります。

その時は生まれて初めての事 
大変でしたが本当に楽しくてたまらなく過ごしたこと 昨日の事のように覚えています。

何をどうしていいのかも分からずに始めたことでした。
しかし 皆様の力をお借りしながら… 
皆様とこれまでに無い絆のもとに 感激を分かち合えた事を思い出します。

今回は一つの大きな企画として
TINA(福岡県秋月)が新しく立ち上げる新ブランドとドゥログリーの洋服とで
ファッションショーを予定しています。

今年の始めにこの話を頂き 簡単に承諾させて頂いたものの
その時は好奇心のままでした。
時間の経過と共に…凄い事が起こりそうだと…

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                             Droguerieのミント畑より
                             三種類のミントをお届けします


6月に秋月に旅して来ましたが お二人のお人柄に魅了されただけで帰ってきました。

しかも 素敵なお二人と一緒にお仕事をさせて頂ける喜びは益々大きく
私のこれまでの30年の歩みの集大成とする事が 今自分が出来ること

不安もありますが
時を熟さなければ何も出来ない時も これも又大切な時としてあるのでしょう。

機会を頂けたことへの感謝を思い

日々の時間に追われながら かすかに感じる疲労と心地良い時間の流れの中で

何かを感じ 何かを想いながら

新しい自分と遭遇しながら その時を待つことに…

                                       Droguerieの時間
                                              2014.8.21
by aoikusah | 2014-08-21 08:00 | 2014年7月・8月 | Trackback | Comments(0)

お盆と昔の記憶

私のその日のお疲れ様は
お店を出て家路までのほんの1分
その50メートルを歩く中 感無量の感動を頂き 癒されています。

行きは登り…帰りは下りと
つまり 行きは山の景色と空を見上げ
帰りは海を見下ろし夕焼けの景色となるのです。

今日の一日のご褒美は 薄い青空に雲がかかり 
夕焼けに心奪われた白 ピンク オレンジ色に 濃く深い群青の色たちが絡み
優しい大人色として見せてくれています。

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                      今の夕暮れの時 癒しの瞬間を頂く事に


一日の疲れなど どこ吹く風
この世にない程の美しさに心がしびれるほど…もてあそばれてしまいます。
疲れも瞬間移動してしまいます。

しかもここで 心ときめく配色を学ぶ時間も頂いています。

こんな生地があれば…
今日はどんな絵画と出逢えるのかしら…
なんて心時めかす家路となります。

私は存在する物への感動は 全てがバランスだと考えています。
色 素材 形などから始まり…心理 心模様 景色 背景など…
全ては 自然界からの教えを素直に捉えているだけの事と言えるでしょう。

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                     夏の暑い季節に咲くサルスベリの花
                     百日紅とも呼ばれ
                     暑い陽ざしの中 百日間も咲き続ける花として


この感動の蓄積が心豊かにし 五感を満たし
そして其処までが満たされれば 
その先に第六感という感性をもたらせてくれると思われます。

地球上の全ての人々が平等に与えられている事としてあるはず
そう!楽しむ気持ちが持てるか 持てないかで 人生が大きく変わるでしょう。

どうせするならば
ブツブツと文句を言うよりも
これも自分が成長する為の試練だと思い頑張る!
やり終えた先には 一歩成長している自分と出逢えるはずだと…
私はそう思ってする事にしています。

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                      夏の名残りの野菜として
                      今もミニトマトが毎日のように収穫出来…


もしも目の前に未知の世界が急に現れたとすれば
私ならば大興奮!
嬉しくてついつい後先考えずに のめりこんでしまうでしょう。

それが かつて経験したことがないほどの 大変さや苦労だとしても
全ては これから始まる人生の肥やしとなると信じています。

もし 失敗したとしても
その事に費やした時間は何ひとつとして無駄はなく
次の進むべき道の課題を頂くことになるでしょう。

若い時は色々とやってみる事が大切なことではないでしょうか。
昔から “ 若い時にの苦労は買ってでもした方が良い ” と言いますし
まずは 自分の可能性を試してみることが大事だと思います。

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                      青い紫陽花が夏を越し
                      暑い夏を乗り越え 深き色の秋紫陽花へと


私には保育園からの幼なじみがいます。
今でも会えばその時のまま “ あっちゃん ” と呼んでしまいます。
今は結婚と共に千葉在住になりました。

しかし50才の時から…他の幼なじみと4人で毎年旅行をしています。
一年に一度しか出逢えない時もあるのですが 何も気負う事もなくスッと馴染みます。
時間を越えた戦友のように…

今の私があるのは あっちゃんのお陰だと思われてなりません。

あっちゃんは小学生の頃から 料理 編み物 裁縫 お花のアレンジ等々
とにかく何もかも出来ていました。 
しかも優しくて…今思えば かなり甘えていたかと思われます。

遊びに来る時には 庭の花をブーケにしてと おみやげを
遊びに行くと自分が作ったサンドイッチを 
綺麗にキャンディー風に包み ご馳走してくれていました。
子供心に感激したことなど 今でも鮮明に覚えています。

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                        Droguerieの庭にあるメイプルの木が
                        早くも紅葉し始めています


私はどちらかと言うと勝気な性格らしく…自分ではさほどと
でも直に感化され 真似していた事を思い出されます。

しかも勝気な訳ですから どうすればもっと…と頑張っていたと思われます。

そんな日々を過ごす中 母も何でも出来る人でしたから
身近に私には2人の先生が…

あっちゃんは同じ歳…私をとても刺激してくれていたようです。
母は人生の大先輩して 絶えず新しい事を見せてくれていたようです。
そして 86才となった今でも まだ頑張ってくれています。

今の自分の存在は 
自然豊かな環境と 素敵な人にめぐり会えた事だと感謝しています。

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                入荷したてのB.stuffのフェルトのBag
                革と色とりどりの羊毛…秋に持ちたいBagとして


皆さんも同じ事…誰も始まりは未熟者です。
ゼロからを どう生きるかではないでしょうか?

全ては好奇心をふるい立たせ
何処まで楽しむ力を維持できるかが大切なように思えます。

お盆も過ぎ…日本列島大移動だったことでしょう。

これもまた一つの良き機会として
日常以外の余白の時間の過ごし方として 
里帰り 旅…と楽しい計画にワクワクする事がまず大切なことだと思われます。

毎年私のお盆の過ごし方は 天草へのお墓参りですが
先週娘達と行って来たばかり…

私が普段出来ていない事の一つ…そう!掃除をしていました。
最近気持ちが晴れないひとつの原因として 掃除が出来ていない事があります。

はっきり分かっている事は この休みの中で少しでも解決出来ればと思い
納戸の掃除から…
やはり不要な物たちがそのまま…ここからも多くの事を学びます。

その時々には必要な物たちも…時間と共に不必要な物へと
“ もったいない ” ではなくて お疲れ様として良いのです。

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                       インドのブロックプリント
                       kapuwaのワンピース
                       今着れるワンピースとして入荷しました


子供の思い出の物たちも
子供たちではなく 私たち親の思い出としてであるようです。
ですから 今は記憶の中で充分だと思い始め やっと片付け出来そうです。

我が家には 40年もお世話になっています。
これからの暮らすを考えると
もっと大切に もっと気持ち良く感謝しながら住みたいと思うようになりました。

以前は不都合ばかりが目に入り…小言ばかり
しかし今はと言うと
今の家が好きです。

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                   雲の景色も一日たりとも同じものはなく
                   今出逢う雲は まるで墨絵の様に優しくもあり
                   秋の足音が少しずつ しのびより


私たちの人生を共に過ごしてきた年輪が此処の家にあると思うと家族です。
毎日少しずつ…
これからは私たちが40年の感謝をこめて大切にしたいと思います。

今の自分を見つめる時として 
たまに頂く余白の時間も 自分を振り返る時として大切なこととなりました。

思わず昔の事なども思い出したりして

やはり お盆なのでしょうか…

                                    Droguerieの時間
                                           2014.8.16
by aoikusah | 2014-08-16 19:11 | 2014年7月・8月 | Trackback | Comments(0)

台風と子供たち

今日は8月10日(日曜日)

山口は昨日の台風は何処へやら…
何事もなかったかのように 普段の夏の朝を蝉しぐれと共に迎えています。

自然界のなさる技とは言え 毎年の事ながら不道理を感じてしまいますが
しかしこれも人生の一つの出来事として受け止める試練なのでしょうか?

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                     お客様より頂いた 沖縄すずめうりの苗が
                     やっと実を付け始めました


台風と共にこの一週間 帰省していた娘達と過ごしていました。

普段は二人…
そして愛犬ショータ君と穏やかに過ごしています。

この一週間は目まぐるしくもあり 慌ただしい中に 
大家族の楽しいあり方を心地良く受け止めていました。

そう!子供や孫たちの成長もうるわしく…

私たちはただそれを見守る事に…
それもまた親としての在り方のようにも思え 幸せな時を頂いていました。

どんな些細なことでも人生の一ページとなり…その積み重ねが大人へと

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                             昨日の台風はどこへ…
                             今日はこんなにも青空が広がり


何時もと違う環境が与えてくれる代償も大きく
虫に噛まれたり 転んだり 花火をしたり トマトを収穫したり
ふるさとに帰る意味がどこかに…

どんな時でも 今のこの時を楽しめる才能が一番素敵な事
沢山の体験が人を豊かにしてくれるでしょう。

最良は今ではなく これから始まる時間の中にあると思っています。
その一つに目標や夢と言った言葉があると…

孫たちを見ていると四六時中 “ けんか ” を
とても切なくなりますが まだまだ自分の思うがままのようです。

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                            台風を横目に
                            久しぶりの家族旅行 天草へ


一つ気に入らなければ我慢はせず ストレートに主張が始まります。
双方がそうですから かなり本気の闘いが始まり
そして最後には叱られて泣いて終わりを迎えます。

しかし 彼らは叱られてはいますが納得している訳ではなく
叱られることで 終わりにしているだけの事
これでは一分も経たないうちに又もや勃発となります。
しかし この姉弟喧嘩も  
これからの彼らの人生を学ぶための大切な事と思い見ていました。

子供は子供で幼いながらも大変です。
しかし孫達に救われることも多くあります。

無条件にただ可愛くて…一つひとつの仕草が愛おしく
大人には決して真似できないほどに素直なことなど

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                         朝の散歩 海岸へ
                         ヤドカリの様な巻貝を見つけ 大興奮


後先考えない訳ですから 根に持つこともなく すぐに仲直りも出来ます。
これは打算的ではないからでしょう。
大人は此処がやっかいなところです。

私はどちらかと言うと 子供に近い感覚でここまで来ているように
と言うよりも 余り周りに興味がないようです。 

それよりも自分がどうすれば楽しいか 心地良く過ごせるのか
つまり自分が大好きで…でも自己中とは少し違うはず

平気で人を傷つけたり 攻撃するほどの強い性格でもなく 
どちらかと言うと平和主義…

それに “ 絶対に これが正しい ”
なんて事はないと思っています。

一人として同じ人はいないのですから 考え方 捉え方にしても違い
これと言った正論もないと考えられます。

皆が少しずつ我慢し寄り添えば 波風も立たずにと

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                             阿蘇ミルク牧場にて
                             動物との触れ合いを楽しむ


たとえ 自分の思いを貫いたとしても
其処にはどうでもいい小さな自己満足があるだけのこと

その陰で悩み苦しむ人がいるとすれば
そんな小さな主張なんて何の意味もない事となってしまいます。

喧嘩は 子供の頃に学ぶべき大切な経験だと思われ
そうして学んだ我慢は “ 美徳 ” と言えるでしょう。

その時々を穏やかにおさめる…
しかし人は感情の動物ですから 中々難しいことですが
大人として 頑張らなければいけない事のひとつでしょう。
こんな事を 孫たちから再確認させられていたようです。

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                       家族15名でのバーベキューが始まり
                       締めは なんといっても花火で


そんな娘達も 昨日東京へと戻って行きました。
あちこちに彼らの物が散在しています…それを見ると少し寂しく切なくなりますが

しかしそれ以上に 
これまでにはないような爽やかな気持ちが湧き出し
今日から又頑張れそうです。

しかも時は過ぎ 暦の上では立秋を迎えているようです。
そう思うと何気に 朝晩涼しい風が立ち始めているように感じてしまいます。

まだまだ暑い盛りは続き
これからは夏の名残の残暑となりますが
もう少しだけ暑い夏を満喫し 気持ちの良い日々を思いながら
子供たちの荷物を送る準備をと…

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                         こんなにも子供らしい子供たちが
                         これからの5年10年後を想うと


帰り際 子供たちに

“ 何か夢はある…? ” と尋ねてみました。

“ あるよ…! ” と

その一言が私には何よりも嬉しくて幸せに

私も子供たちには負けてはいられない…人生の先輩として まだする事がある
そう 奮い立てる自分に感謝していました。

これは自分一人の力ではない事

周りにいてくれている方々の力をかりながらの自分である事を承知しているからでしょう。

これから迎える秋に深く思いを…

                                       Droguerieの時間
                                             2014.8.10
by aoikusah | 2014-08-10 17:49 | 2014年7月・8月 | Trackback | Comments(0)

不調のままで

今日は久しぶりに台風の影響でか 雨となり涼やかな朝を迎えています。
外は水打ちしたかのように程良く濡れ 涼しくもあり…

しかし蝉は雨にも関わらず “ ミンミン ” と元気に鳴いています。
蝉しぐれと共に暑い夏を意識しますが…蝉の事 意外と知らずにいませんか?
そう!
蝉の事…少しだけ
蝉は卵から幼虫になり 地中で3年から17年ほど木の根の汁を吸って育ちます。
地上に出た幼虫は羽化して蝉に…
午前中はクマゼミ 午後はアブラゼミ 早朝はヒグラシ
早朝から夕方までがニイニイゼミ…
聞こえて来る声は違えども…やっとわかったような感じ…

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                     庭のシマトネリコの木に連なる様に
                     クマゼミが早朝から大合唱の如く蝉しぐれ


ほぼ一ヶ月は生きられるそうですが…
地中からの時間のバランスを考えると 少し可哀そうな気もします。
だからこそ
短い命の限り精一杯鳴き生きている事を 楽しんでいるように思えてしまいます。

それなのに私は暑さのせいにして…
少々忙しさが続き 体力の消耗と共に集中力も欠けてしまい…
ブログの更新が遅れています。
今回一度くらいはお休みしても…なんて思いが頭をよぎり…

でも 今まで一度も休んだことはなく
何だか自分に負けるのも悔しくもありと格闘しながら
そう!ありのままを書けばいい…
今回は不調で書けずにいることを素直に…これが今回のブログですと

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                         玄関脇のベビーバス
                         水色の綺麗な花を咲かせるルリマツリ


そんな時

たまたま昨日 夕方よりお店で料理を3品作ることに…
その作り方をお伝えする事にしてみます。

知人より 
“ 日本酒に合う料理 何だと思う? ” と聞かれて
“ 私 何か作ってみましょうか… ” なんて

ビールは喉越しさっぱりと爽快さが欲しいところ…塩たっぷりの枝豆が最高ですが…

日本酒を呑みながら頂く料理とは…?

私の日本酒について “ 何を知っているの? ” と自問自答が始まります。
自分の嗜好で選び…しかも地酒をこよなく愛している事も判明いたしました。

山口県にも沢山の酒造があります。
獺祭 貴 五橋 東洋美人 雁木…など どれもが味わい深く飲みやすいお酒です。

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                     我家のハーブを摘み
                     カモミール タイム レモングラス ミントなど
                     夏の疲れを癒してくれる午後のひと休みに


一つの蔵で作るお酒は一種類だけではなく 銘柄にしても 大吟醸 純米吟醸 純米
本醸造など
米の種類や作り方を変えて多くの種類のお酒を作っているようです。

しかも今の日本酒は “ SAKE ” として世界で注目されています。
お寿司をはじめ日本食ブームから始まり
パリなどでもワインリストに載っている程となっているそうです。

そう言えば “ 獺祭 ” も その一つとなりました。
世界で認められる…凄いことですよね!
そこまでに至る努力を思えば…壮絶な闘いの時間が想像できます。

フランス料理にも合う日本酒が生まれるなんて…食の文化の革命が…
やはり日本の主食である “ 米 ” から生まれる日本酒は最高のようです。

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                       カフェテラスのブドウ棚が
                       気が付けばこんなに房が大きくなり…
                       嬉しい悲鳴が


しかも今の日本酒はワインのようにフルーティーで飲みやすいものまでに
昔は日本酒は親父が呑むもの…なんて時代もありましたが
今は若者たちの間でもロックで カクテルでと…ここまで進化しているようです。

しかし日本酒はチビチビと…大人呑みが似合う…
しかも他のアルコールに比べ “ 旨味 ” を感じる粋なお酒だと思います。

その料理との相性がピッタリとくれば 口の中に幸せの時が流れて行きます。

一日の終わりに一口の幸福が一日の疲れを流すかのように…

そして明日も又頑張ろうとする気力がみなぎり始め…夢心地へと誘われてしまい
うつらうつらと眠りに…

最後にお料理教室です。

Ⅰ ミニトマトと牛肉の時雨煮
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    材料)  ミニトマト  10個
          牛肉 (脂肪が少ない方が良い)  200g
          酒  100㎎
          醤油  大2
          味醂  50g
          木の芽
    作り方)
     ①ミニトマトはヘタをとり縦半分 牛肉は2cm幅に切る
     ②フライパンに調味料を加え合わせ入れ火にかける
       煮立ったら牛肉を加え弱火の中火で煮込む
     ③ほぼ煮汁がなくなったらミニトマトと木の芽を加えざっと混ぜて
      30秒ほど火にかける(この時具材は混ぜない)


Ⅱ 干しぶどうと夏野菜の炒め物
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    材料) 干しぶどう   20g
         玉葱      半玉
         ニンニク    1片
           出汁      100cc 
           酢       少々
         茄子      2本
           オリーブオイル 適量
           塩 胡椒    各少々
         大葉       10枚
    作り方)
     ①玉葱とニンニクはみじん切りにする
     ②フライパンにオリーブオイルと①を入れ弱火でじっくり炒め
       飴色になったら出汁を加えて」10分煮詰め 干しぶどうと酢を加え
       塩と胡椒を少々加える
     ③茄子は食べやすい大きさに乱切りする
     ④別のフライパンにやや多めのオイルを熱し③を炒め②を加え
       塩で味を調えます
     ⑤細切りにした大葉をのせる


Ⅲ  夏野菜の旨味サラダ
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    材料)  ミニトマト   10個
          パプリカ ( 赤 黄色 )
          胡瓜
          クレソン
            塩 ( 美味しい塩で )
            粒コショウ
            オリーブオイル
            醤油  少々  
    作り方)
     ①ミニトマトは縦半分に切り他の野菜はトマトの大きさにそろえて切る
     ②盛り付け調味料を回しかける


どれも夏野菜が沢山食べられ しかも簡単に作ることができます。

美味しい料理に合う夏のお酒を捜し求めるのも
新しい夏の風物詩としていかがでしょうか。

私は夏バテ知らずですが この頃になると暑くて食欲もなくなると…良く聞きます…
其処で夏の終わりですが 夏バテ知らずの夏会席を予定しています。


         夏の会席

    8月22日(金)23日(土)24日(日)

               お一人様  2160円

      只今予約受け付けております

                                       Droguerieの時間
                                              2014.8.3
by aoikusah | 2014-08-03 17:01 | 2014年7月・8月 | Trackback | Comments(0)

YMの魔法にかける

 “ 真夏のYM展 ” 
ヤッコさんをお迎えし 皆様と楽しく刺激的な時間を過ごさせて頂きました。

19日は午前と午後に分けて 
YMが取り組むおしゃれについて教えて頂きました。
その場に立たれるだけで存在が大きく…ついついうっとり…見とれてしまいます。

今回 初めてヤッコさんとお会いするお客様にとっては
やはり憧れの方…緊張され 胸の鼓動が聞こえて来そうなほどでした。

ある方は 
“ 恋人に会う程にときめいていて…どうしようかしら… ” なんて方も

“ いらっしゃいませ ”
“ 今日はお誘いありがとうございました ”
“ あちらに ヤッコさんいらっしゃいますよ… ”
“ ほんと… ”
と ひと目見られた瞬間から 顔がほんのり赤くなったりと…

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                     Droguerieの空気がYM一色に香ります


そんな皆様の初々しい様子に…
20数年前 初めてヤッコさんにお会いした自分を重ねていました。
やはり私もドキドキで…お話も出来なくて…でした。

今も何も変わることなく…そのままのヤッコさんでいてくださり 素敵です。
こうしてヤッコさんのステージが始まりました。

今回来店して頂けなかった方に 少しだけ その時の様子をお伝えしたいと思います。 

まず ヤッコさんからYMについてのお話を
YMが36年を迎えている事…
今も何も変わることなくあり続けている事…
しかも進化をとげながら…である事…
そして素敵な女性としてのあり方などと…

では具体的に
おしゃれも姿勢も大切なこと
立ち方 歩き方 座り方など より美しく見える仕草など…
そして 自分が着てみたい服
自分が苦手だと思う服の着こなしなど…実際に着て頂き
お一人お一人の魅力を引き出す着こなしを丁寧に教えて頂きました。

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                     世界一の笑顔…
                     皆さんがヤッコさんの魔法にかけられる時


実際に手解きを受けながら 一緒に学んでいきます。
しばらくすると自然にうちとけ ワイワイガヤガヤと賑やかに
いつの間にか沢山の笑顔が生まれていました。
そして皆さん ヤッコさんの素敵な魔法を気持ち良く受け止め…ドンドン素敵に!

思い返せば私も同じ…

YMの服と25年前に出逢い 随分個性的な服だと感じていました。
その頃は まだまだ全てにおいて未熟者の私
気持ちの高鳴りとは別に それらの服に応えられずにいたようです。

しばらくはピンタックのブラウスだけ パンツだけ…
なんて単品で着ていたように思われます。
YMだけで全てを着こなすなんて10年早いと…素敵に着こなす自信がなくて…

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                   レクチャーの様子の一コマ
                   皆さん ヤッコさんの魅力に惹き付けられて


多分ヤッコさんは
“ 一体何をためらっているの…?早くこちらの岸までいらっしゃい… ”
なんて思われていたのでしょう。

しかし 私にはかなりハードルが高く無理だと思っていました。

しかし今に至れば これ程までに好きになるとは信じられないほどです。
それが何なのか…
YMに代わる服は他には無いと 今では分るからです。

しかもこの服を着ると元気になれる…
やはり こだわりながら 決して曲げない考えの元で育まれしものなのか…
着る側にもその気迫が伝わり 負けてなるものかと…何処かで思うようです。

ついつい元気を頂き 誰とも違う自分を見つけられているような気がして来ます。

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                      窓越しに夏の日差しに負けないほどの
                      夏色オレンジ 黄色 白のシャツが


ヤッコさんが手がけられた この36年の歩みの全てが  
今のYMの服に集約されている。

だからこそ 誰もが手にした瞬間から その優しさに触れ
しかも その方にそっと寄り添うようにして その方の長所を引き出しつつ
新たな自分と遭遇する旅へ…

私もその昔 ヤッコさんからレクチャーを受けた事が一度あるのです。
鏡の前に立たされ…2人で…
“ これを着て見て… ”
“ 良く似合っているわよ…素敵よ… ”
これを何度となく繰り返し…こうして1時間程でしょうか…過ごしました。

しかし私の中では
“ 良く分からない…本当にこれで似合っているの…? ”
“ やはり無理です…? ”
なんて心の中で叫んでいたように…

しかしこれが転機となり 
それから私の中で YMに対する意識が変わり始めたのでしょう。
そう!着てみたいと思う気持ちが芽生え始めたのです。

つまり私もヤッコさんの魔法にかかった一人なのです。
しかし この機会を頂いた事により YMの服と本当の意味で向き合えるようになりました。

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                     夏のデザート
                     ドライフルーツのグラニテが始まりました
                     大人味のかき氷 是非…


今考えると 貴重な体験をさせて頂き 心から感謝しています。

やはり全ては人がすること…優しさと一生懸命さには敵わないようですね。

ですから 今回のレクチャーが皆様にとって新しい自分と出逢う機会となれば
一番うれしいことだと願います。

梅雨も明け 本格的な夏を迎えます。
暑い暑いとただ唱えるのでは夏に申し訳ない…夏は暑いに決まっているのですから
しかし最近の猛暑は異常です…充分気を付けながら…

暑さに負けない自分を
毎日 YMの服と一緒に捜すのも楽しそうですね。

これから私のすすむ道は遠からず近からずなのか…分りませんが

与えられた自分の役割があるとすれば…それだけでも幸せだと思います。

もちろん素直な(感謝)気持ちで…

                                     Droguerieの時間
                                             2014.7.26
by aoikusah | 2014-07-26 14:30 | 2014年7月・8月 | Trackback | Comments(1)

夏野菜をたべる

一年の半分が過ぎ後半へと…

今のこの時期は暑い夏を迎える準備期間としてあるように思われますが
未だに暑さ対策は何もしてなく…

先日 広島まで仕事で出かけていました。

山間に広がるのどかな田園風景に いつしか心奪われていました。
水が溢れ 滴るように稲が青々と美しく…そこへ趣のある家がずっしりと建ち

久しぶりに見る 何処までも続く日本の景色に酔いしれていたようです。

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                          今朝のDroguerieのカフェテラス
                          山ぶどうの棚がこんなにも繁り
                          房の赤ちゃんが沢山…


そして夏と言えば…色々とありますが その中でも
私は 美味しく種類も豊富で瑞々しい 夏野菜を思います。

そろそろ旬を迎え始めています。

我家の小さな小さな畑でも夏野菜が収穫され始めています。

昨日は巨大なオクラが3本 これはただ大きくなり過ぎただけで…と普通サイズが2本
茄子が4本 ミニトマトが10個ほどでした。

これをそのまま夕飯のおかずとして…冷蔵庫にあるものとで作ることにしました。

ここで問題が一つ
何時もの事…
2人の食卓なのに “ こんなに 誰が食べるの? ” になってしまうのです。

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                        乳牛のような模様のガラスの深鉢に
                        採れたての枝豆
                        白と緑の色の効果で一層美味しそうに

 
食卓の上には 沢山のおかずが並んで無ければ寂しく…ついつい品数を…

その理由として二つ考えられるようです。 

一つ目は 私が大家族で育ったこと
二つ目は 食卓が一人膳ではなく 大皿盛りの食卓であったこと

実家の食事に対する考え方も 皆でワイワイ ガヤガヤと一緒に頂くでした。
しかも商売家でもあり 何時も大勢の人がいましたから

急なお客様が来られても 何時も大丈夫なように 多めに作られていたようです。

“ こんばんは… ”
“ いらっしゃい 夕飯はもう食べたの? ”
“ じぁ どうぞ一緒に食べて行って… ”

そんな感じでしたね…何だかとても懐かしく思い出されます。
人が皆優しくて温かくて ご近所も家族のように…今思えば良き時代でした。

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                        色とりどりの夏野菜
                        シンプルに塩とオイルで甘みを増し
                        黒い焼〆の 少し大振り鉢に盛り付け


今でもその時の思いが幸せとしてあるようで
私も人を招き一緒にご飯を食べるのが好きで
帰り際に母やスタッフに 
“ 今日ご飯どう…?今から作るので何も無いけれど… ” と誘ったりしています。

何時も2人なので たまに賑やかな食事が恋しくなるようです。
特別はなくても 皆で囲めば全てがご馳走になり 幸せの笑顔になります。

話が脱線してしまいましたが 昨日の献立を紹介してみましょう。
夕方採れたての野菜を中心に…20~30分と簡単な料理です。

仕事から帰ってから作りますから 中々手の込んだものは作れずですが
ひと手間かけながらの 簡単に出来る献立ばかりとなります。

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                     大分産のうるめ鰯を焼いただけ
                     小石原焼き 深緑の大皿にレモンを添えて


 材料
  茄子 オクラ ミニトマト 枝豆 パプリカ(赤 黄) 小イカ 鯛 油揚げ  大葉(10枚)

 (A)茄子とオクラの揚げ煮びたし
    ①茄子とオクラは食べやすい大きさに切り 別々に下茹でし灰汁を取ります。
      揚げも湯通ししておきます。
    ②出汁 酒 味醂 少々の醤油で5分煮て そのまま冷まします。

 (B)トマトとパプリカの枝豆ドレッシングかけ
  ①ミニトマトは半分に切ります。
    2種類のパプリカはトマトの大きさに合わせて切ります。
  ②枝豆は昨日の残りを使います。房から豆だけを取り出し少し細かく刻みます。
    オリーブ油 塩 胡椒 醤油(少々)で味を調えます。
  ③野菜の上にかけます。

 (C)枝豆の塩茹で
    茹でる前に枝豆に塩をまぶしておきます。

 (D)小いかの煮付け

 (E)鯛の漬け丼
  ①鯛を刺身サイズに切り 漬けだれ(酒 味醂 醤油 生姜)に20分漬けこみます。
  ②ご飯は土鍋で(15分)で焚きます。
  ③炊きたちのご飯の上に千切りの大葉をたっぷりのせ その上に漬けをのせ 
    さらに大葉を…
  ④白ゴマをたっぷり仕上げにわさびをのせて頂きます。

優しい野菜の風味をゆっくり味わいながら 私は赤ワインで楽しみながら頂きます。
どれも身体に優しい献立だと思うのですが お酒を頂きながらですので 困った事についつい量も進みます。

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                     小さな畑で採れた茄子3本…
                     手間をかけて出汁で仕上げ
                     野菜をより優しく見せる為にあえて黒の器に


小さな畑でハーブも綺麗に育っている様子
今日はいずれの野菜と巡り合えるでしょうか…
心待ちにする小さな幸せが ここにも始まりました。

私にとって食べる事は 1日の大きなご褒美としてあるようです。
やはり夜の食事は 時間をたっぷりかけて頂く事が出来るから…至福の時となります。

夏野菜をこれまで食べた事の無い調理法で…
こうして考えている時間も 日替わりの一つの楽しみとしてあるようです。

そして最後の楽しみは 出来上がった料理をどの器に盛り付けるか…
自分が手掛けた料理の仕上げですから…これもウキウキする瞬間となります。

かなりの集中力となりますが…少し大げさですが…
器を選ぶことも料理の一つだと考えています。
美味しい料理をより美味しくさせてくれるのが 器(土 大地の恵み)ではないでしょうか?

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                       胡瓜の塩もみと半熟の茹で卵
                       シンプルにお醤油少々と粒マスタード
                       ご飯やお豆腐に乗せて食べても美味しく


身体の五感を働かせ もっと感じ会いましょう。

それから昨日 今年初めて蝉の声が聞こえてきました…もうすでに夏ですね。

何故だか 私が夏を思う時 
昔を懐かしく思い…子供の頃がよみがえります。

ギラギラ照りつける太陽 シャンシャンと鳴く蝉しぐれの中を駈けまわる子供たち… 

海水浴 花火 縁日 盆踊り 夜店 かき氷 アイスクリン サイダー ラムネ 
冷やしスイカ 冷やしトマト 茹でとうもろこし 焼きとうもろこし 
蝉 かぶと虫 トンボ 蝶 クワガタ…

考えているとワクワクしてきます。
私の脳みそは子供の頃のまま止まっているのでしょうか?

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                      まず土鍋でご飯を炊く事から
                      そして鯛のお刺身を漬け込み…
                      ご飯のタイミングに合わせて盛りつけます
                      少し深めの中鉢に


昨日それを証明するかのような出来事が…
スタッフのMさんと夕方庭の手入れをしていたところ…山椒の木にアゲハの幼虫を見つけました。

“ 見て見て アゲハの幼虫が…! ”
“ エー… ” と気持ち悪そうに…
“ どうして…? ”

私は子供の頃 毎年のようにモンシロチョウやアゲハの幼虫を飼育していました。
モンシロチョウはキャベツ アゲハは山椒やみかんの葉を…
幼虫からさなぎ やがて美しい蝶となる瞬間を 毎日ワクワクしながら観察していた頃が思い出されます。

アゲハの幼虫は触られると黄色い角を出します。
少々キツイ匂いを発し 敵を撃退すると思われます。

私が指で “ ツンツン ” と触ると
“ エー 信じられないです ” と引かれてしまいました。

あんなに子供の頃は大丈夫だった虫たちなのに 
大人になると苦手になってしまうのか…理解出来ずにいます。

私は基本的に子供の頃から 好きなもの 苦手なもの 余り変わらなくあるようです。
しかも好奇心は旺盛のまま…

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                  毎年沢山の実を付けてくれるブラックベリー
                  黒く熟したブラックベリーは太陽を浴び甘さ一杯に


これも理屈ではなく 素のままの自分でいるはず…

持ち合わせている無垢な気持ちと 
大人としての好奇心があれば 今のままでと思いながら…

真夏を前に 時めく自分に 時めく若さに 夏野菜とともに

胡瓜をかじった時にあふれ出る水気のように…

今日は何を頂きましょうか…

                                        Droguerieの時間
                                              2014.7.16
by aoikusah | 2014-07-17 10:47 | 2014年7月・8月 | Trackback | Comments(0)

衣を考える…

7月に入り雨が続いています。
やはり 夏を迎える準備としての梅雨を思わせます。

ドゥログリーも衣食住を提案させて頂き そろそろ30年経とうとしています。
始めたのは30代 今は60代と当り前のことですが
随分と年を重ねて来ているようです。

30代40代は子育て中心に過ごしていました。
50代60代は子育てを終え 自分と向き合う歳になるようです。

決して若いとは言えない年齢ですが 
これからが本当の意味での自分捜しとなるでしょう。

おしゃれにワクワクしたり 憧れたり 迷ったりと気持ちは30年前と何ひとつとして
変わらない気がしています。

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                          ギャラリー青い草が
                          素敵なワンピースで溢れています
                                大人色のワンピース展より


年齢を重ねるとおしゃれが難しくなる…誰もがぶつかる壁だと思います。
30代も40代も同じ事でした。
その時々で 精一杯の自分を見つけながら此処まで…

私も同じ事…何度も自分が見えなくなり…不安に思いながら
今日まで楽しみ迷いながらきています。

人生の折り返し地点にさしかかる50代を過ぎ 体型も緩やかに変化しながら
今まで着ていた服が 急に似合わなくなって来た時…

“ どうすれば素敵に着こなせるの…? ”
“ もういいわよ…! ”

皆さんはどちらを選ばれるでしょうか?

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                        様々なスタイルで提案できるように…


一度諦めてしまえば女性として そこで終わってしまうようで怖くもあり
そのまま おばさんになるには少し寂しくありませんか?

しかも その年齢ごとの美しさや輝きはあると信じています。
とすれば今の自分を認めたうえで その年齢のファッションを悩みながら楽しめれば
これが最高の生き方にも通じる事になるでしょう。

私のおしゃれのこだわりは まず自分らしくだと考えています。

いくら流行だとしても自分に似合わないものは着たくありません。

定番の服といえども その年齢や時代で変わります。

10年と着続けている服もありますが 
それは今の着こなしのベースではなく 時々使うものとしてあるようです。

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                  シンプルなTシャツに
                  シルバーの幾何学のデザインと赤いサンゴの石が
                  大人カジュアルになります


私には無縁のものとして高級ブランドがあります。
長い歴史のもとに育った世界観を持つ服を 着れる程ふさわしい暮らし方をしている訳ではないし
たとえ着たとしても 服本来の魅力も出て来るとは思えないからです。

簡単に言えば着られてしまう事にとても抵抗があります。
自分がそれだけの魅力を持ち合わせていないことも…自分が一番知ることで…

だとすれば 今の自分をより素敵に より自信を持たせてくれる服との出逢いが
これからの暮らしの中で大切なこととしてあるようです。
これも自分捜しですから…頑張りたいところです。

そして皆さんも経験があると思われますが
高いお金を出して求めたものだから捨てるに捨てられなく…今もクローゼットの中に…

しかし そんな古着を今の若者は上手に着ていますが
同じ様に今の自分が着てしまえば 時代遅れの印象になってしまいそうで怖いです。

今は今の気持ちで おしゃれしていたいと思います。

色もそうです。
“ 年をとったら明るい色を着た方が良い… ” とよく耳にしますが
私も同じ事…
着ては見るものの やはり落ち着かず 自分らしくないと一度で終わってしまいます。

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                        B.stuffの赤のお財布を持つだけで
                        洋服全体のバランスが変わります


色は明るいから派手になるとか ベーシックは地味だとか…決めつけずに
好きなものはやはり好きだし何時までも似合います。

素材やデザインが変われば 
ベーシックこそが 本当に大人の魅力を引き出してくれる おしゃれであることを認めたいですね。

ドゥログリーの提案の一つに
ベーシックな服には 色の面積の小さいアクセサリーやバッグで 明るさを足して頂いています。
そんな着こなしが自分らしくて心地良く好きです。
大人としての優しい魅力を 引き出してくれているようで…

そしてもう一つ
“ 老けて見えないこと… ” もこれからの課題の一つとしてあり
少しでも若々しくは大切な要因となります。

最近はシャキッとした素材感に魅かれます。
年齢的に身体が優しくなり始めているので 
服までもが柔らかい素材になれば 身体のラインを強調してしまう事に…
そんな時はジャケットを羽織るなど 工夫をしています。

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                    シンプルなTシャツとパンツ…
                    レースのストールと麻のジャケットを羽織り
                    大人としての着こなしが出来上がります


麻や綿や絹と上質の天然素材のものは 
軽くて肌触りも良く ストレスを溜めずに気持ち良く動けます。
この事は大人の服を選ぶ時 とても大切なこととなり得ています。

そして 女性が年齢に関係なく好きなものに レースがあります。
私のレースの着こなしは辛口に着こなすように心掛けています。

レースが持ち合わせている上品さと可愛らしさを 少しクールに着こなし
大人としてのワンランク上のおしゃれを楽しむような着こなしが好きです。

私が思うおしゃれは 誰とも違う自分だけのスタイルであること…

そして 
世界で一つの着こなしを求めることが 自分磨きへと拍車がかかります。

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                      玄関先のテラコッタの寄せ植え
                      ブルーベリーが実を付け始めています


これからどの方向へ向かうかは 私自身も未だ分からず…
だからこそ どんな自分と出逢えるか これから始まる冒険…ワクワクするほどの楽しみが続きそうです。

私はこれからも恐れず おしゃれ色の風船を沢山膨らませながら…

何時までも 何処までも 飛び続けていたいと…


 P.S. 
  
                 真夏のYM展
            7月18日(金)~24日(木)  
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 来週YM展を予定しています。
 突然ですが嬉しいニュースが…
 YM代表のヤッコさん(早田ヤスコさん)が来店されることになりました。 
 18日の夕方から19日の午後4時頃までお店にいらっしゃいます。
 一年ぶりの来店となります。
 昨年も皆様とおしゃれについて多くをお話して頂きました。
 今回はどの様な舞台が繰り広げられるのか 今からドキドキしています。
 YMのファンの方だけではなく…世界へ向けての服を手掛けられる方としてのお話を…
 同じ空間に居合わす偶然をお楽しみ頂ければと思います。
 ヤッコさんとの楽しい企画も考えております。
 YM好きな方…皆様集まれ!!…ですね。
 心からお待ちしています。

                                Droguerieの時間 
                                        2014.7.10                                  
                                               
by aoikusah | 2014-07-10 18:50 | 2014年7月・8月 | Trackback | Comments(0)

秋月へTINAを求めて

6月最後の2日間 29日30日と福岡の秋月を訪ねていました。
そう! TINAの原点である場所へ…

このTINAのデザイナーのMさんから 春の頃 1本の電話を頂きました。
“ 秋に立ち上げる企画をドゥログリーの洋服で何か楽しい事が出来ないかしら ” と
すでに 新しい事へのチャレンジは私を刺激していました。
即答で “ 何だか楽しそうですね…してみたいです… ” と返事させて頂いたようです。

5月始めのTINA展の時に スタッフの方から進んでいるデザイン画を見せて頂きました。
その時 自分が思っている以上に大変な企画が 進んでいる現実を実感していました。

まだ出逢いからやっと2年目…
考えてみるとTINAの事 Mさんの事もさほど知らない事に…
そんな状態では申し訳ない…

そんな時 1本の電話がかかりました。
そう…Mさんから “ 一度秋月に遊びにいらっしゃい ” と
私も丁度良い機会だと…やっとTINAを知る旅へと…
考える事なく ただその地へ身を置くだけで 何かが感じられればと…そんな思いで…

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                    TINAの初めてのお店です
                    急な階段もスイスイと…素敵な予感が


高速の甘木インタ―で下り 県道へと進む…のどかな山間を走ります。
手入れされた川沿いを走る事20分位でしょうか…秋月の文字が見え始めました。
しばらく道なりに進むと 城下町らしき街並みが見え始めました。

気付けば地図を忘れてしまい 記憶にあるのは郵便局から曲がる…?
まずは郵便局を捜し…と…ありました…同時に看板も
本通りから路地に入り…次第に細くなり急な登り坂に…
本当にお店はあるのと不安に思いながらも…

TINA の看板を目当てに導かれるままに…やがて黒い屋根の建物が…
其処にご主人が笑顔で待っていて下さいました。 

しかも 一度で迷うことなく来れた事を誉めて頂きました。
その時ドゥログリーも同じだと…
そう言えば お店の場所が分からなくてとお電話を頂く事も
こんな所に本当にお店はあるのと不安になりました…などと

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                   のどかな田園の風景が広がり 心穏やかに…


山の中にポツンとTINAはありました。
昨年出来たばかりで まだ其処に定着していない…初々しい感じです。
しかもこの環境で これからどの様に育つのかと とても興味を持ちます。

自然の中で育まれるTINAは 今以上に大きく世界へとさらに飛び立つのでしょうね。
ずーっと見ていたいです…ワクワクしてきます。
建物の中はTINAの世界で溢れ マイナスイオンの優しい空間が広がります。

そして自宅へと…道が狭く此処から少し歩いていただきますと…
坂道を下り 緑豊かな小道を…景色を楽しみながら歩く事5分位でしょうか

田んぼの中に見渡す限りの草原が広がり…そこに素敵な建物が2つ見えて来ました。
自宅と工房…山間に佇む夢の住み家のようです。

こんな緑豊かな中で生まれているのですね。

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                      田んぼの中に広がるTINAの生みの家
                      自然の香りが家からも伝わります


のどかで鳥の声も 音楽のように流れ聞こえてきます。
歩けば 50年前の私が子供の頃の田舎の景色が 目の前に広がり…
川にはアメンボがスイスイ…田んぼにはオタマジャクシがウジャウジャ 歩く足音に波紋がいっせいに広がり行きます。
自然界が此処にはまだ残されている…
こんな風情に声も出せずに感動していました。

少しの緊張で始まりましたが 大自然の豊かさに包まれてか 次第に打ち解けていきました。
それはお二人が自然体で接して下さるからでしょう。
お二人が何をされても素直に感じられていまうのです。

こう見えて 私は内弁慶で “ エッー… ” って言わないで下さいね…本当の事ですから…

しかし お会いするのは今回で2度目でしたが
最初から 笑顔で始まり笑顔で終えた最高の旅となりました。

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                  1800年代に造られた 長崎に次ぐ眼鏡橋
                  つい最近まで この橋をバスが走っていたそうです
                  橋のたもとに建つ建物はTINAと姉妹店PG


大きな器のお二人の傍だと
これからが私たちの本番が始まること…そして刺激と勇気を頂いたようです。
優しく いつまでも夢を持ち続けられる力の持ち主だからこそ
こんなにも沢山の方々から 求められ支えられているのでしょう。

この2日間で多くを学びました。
おもてなしの心も 何時ものように接して下さる事で 相手の気持ちも和みます。
特別ではなく 普段の暮らしの中にお招きすることが大切なことを学びます。

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                           庭の隅にテーブルと椅子が
                           そこで最高の朝食を頂きました


夕食の準備も お二人で手際良く進みます。
誰がこれをと会話することもなく…
テーブルクロスがかけられ お皿が グラスが お箸が…並びます。
そしてキッチンではMさんがお料理 盛り付けと…

私の目には全てが素敵過ぎて 
此処にいるだけで幸せな時間を共有させて頂いているようでした。
ずっと眺めていたい風景としてあります。

何かが ずいぶん私たちと違っています。
私たちの10年後の姿となっていられればと願います。

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              庭に広がるタンポポの草原と 爽やかな朝風
              朝摘みたてのレモングラスティー 手作りの梅ジャム
              気持ちの良い朝食を頂きました


夕食もお客様にと お隣さんからの差し入れを頂いたのと…
干し竹の子の煮もの 採れたての新ゴボウのきんぴらが届いていました。
これが香り豊かで美味しくて…ごちそうさまでした。

そして お二人が大好きで良く頂くと言われていた
地鳥の燻製 トマトとチーズのハーブのサラダ…
それを赤ワインでゆっくりと…どれも美味しく頂けましたが…
最高のご馳走はやはり楽しい会話でしょう。

飽きることなくおしゃべりしていました…気が付けば明日を迎える時間に…
楽しい時間は早く…就寝…そして朝日と鳥の声と共に気持ちの良い目覚めです…

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              庭のあちこちにペットボトルの風車が可愛く回ります
              お友達に作って頂いたとか…可愛いでしょ!


2日間の中で沢山の言葉を頂きましたが 一つだけ
“ 夫婦が同じ事を考えるようなったらお終いだ…一緒に居る意味がなくなる… ”
と ご主人が
“ 何故ですか…? ”
“ 同じ事を考えるようになればお互いに刺激し合えなくなる
  違っているからこそ成長できる…
  50年近くも一緒にいるとこうなるよ… ” と少し寂しそうに…

本当にこの言葉は驚きました。
お互いを全身全霊で認められている素晴らしさに触れ…
私たちはお二人の前では子供のように小さく見えていました。

2日間一緒に過ごさせて頂きましたが
こんなにも気持ちの良い “ おもてなし ” を受けたのは初めての事でした。

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                   朝起きると既に ハンモックの様にクロスが
                   まるで映画に出てくる大草原の景色のよう…


言葉の優しさもしかり 笑顔がこれ程までに相手を幸せにしていること
子供のように素直で無邪気でいられること…
そして仕事への情熱は枯れることなく無限大で続く事…

何事も好奇心を持ち それを追求し行動に移す事が出来れば
きっとそれが どんな形であれ結果は待っていてくれるはずだと…

しかし 誰も明日があるとは限らない…

長い期間で考えるのも夢があり
短い時間を計りながらの暮らしもスリリングで良さそう…

今は今の風 明日は明日の風を…
そして10年後の風を心地良く感じていたいと…そんな秋月の旅となりました。

                                         Droguerieの時間
                                               2014.7.5
by aoikusah | 2014-07-05 19:45 | 2014年7月・8月 | Trackback | Comments(0)