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引き算の暮らしを

お盆が過ぎてからの私は益々慌ただしく動き始めています。

先週に引き続き今週も展示会で東京へ…

こうしてホテルの朝の時間にブログを書いています。
今回も又更新が遅れてしまいそうです。

戻ればイベント ( 末野美由紀 銀のアクセサリー展 ) の準備と本番が待ちかねています。
今回は一年以上も待ちこがれていたイベントの一つです。

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                          末野美由紀の銀とパールの世界を


時間の限りある中…
これ程までに沢山のする事を頂ける幸せを感じています。
時間に追われているとも思えず 楽しみながらの自分がいる事が分かります。

毎回新幹線での4時間20分の旅
しかも その距離を有意義な時間とすれば これも又素敵な過ごし方になります。

まずは睡眠不足を取り戻すかのように睡魔が襲います。
誰にも邪魔される事なく自分だけの時間として…
今の自分を見つめたりなど…
しかも一期一会の景色の中 移り行く車窓を見ながらそんな事を思い巡らせています。

今は平均すると月2回程度
素敵な出逢いを求める出張へと出かけています。
 
そして何と言っても 一日の終わりに
お友達と出逢い 今日の出来事やおしゃれについて等…
沢山おしゃべりしながら 美味しい食事とお酒を頂き 
お疲れ様のご褒美として至福を頂いています。

いつも東京のお友達のSさんが予約して下さり
感謝してもしきれない程の美味しい食事が 
クタクタに疲れた身心を待っていてくれています。

今回は浅草へ焼き肉を

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                           雷門前の交差点
                           スカイツリーと幻想的な月明かり


浅草と言えば雷門…そう雷門の前で少し早目の仕事終わりに待ち合わせを…

すでに東京はすっかり暗くなり 雷門の大きな赤い提灯にも灯がともり
その奥には電飾されたスカイツリーが現れ
そのスカイツリーとビルの谷間に満月の月が低く…なんて幻想的なのかしら
都会の一夜の景色として 心ときめく自分がいました。

そして10分ほど歩きお店に
いきなりの驚きが…

まず玄関のドアが巨大な冷凍室へ入るの…?と思わせるほど
そう ステンレスの分厚いがドアが目の前に…

ガチャ…と開けると すでに満席のお客様で賑わっていました。

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                       澄みわたる秋空が きれいな鰯雲となり


とりあえず乾いた喉をビールで乾杯
そこに大皿に盛られた肉たちが運ばれて来ました。
思わず “ エッー!! ” 
ロース ヒレ タン カルビー等がまるでステーキのよう
タレも焼き肉のタレ ぽん酢 塩 出汁…それに山葵と大根の鬼おろしと繊細…

自分たちで焼きながら頂きます。
焼かれたお肉を口に入れると
どれもがとろけるてしまう程に柔らかく 甘み 旨味があり 
そこには最大の美味しさが待ちかまえていました。

やはり東京の食は凄いと感動したのです。

こんな名店は地元の方々が知る人ぞ知る店のようです。
しかもこれ程までの店ともなると
本物のわかる人たちが本能的に吸い込まれて行くのだと確信できます。

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                             青色の和紙の上に
                             白色の絵の具で一筆二筆…


これ以上の幸せはない程の時を終え
又来たいとの思いから… 

“ 又来ますね ” 
“ では予約をして下さいね ” と

ここで又さらなる驚きが…
“ 平日は2~3週間前 土日は1ヶ月前でお願いします… ” と

Sさんは私たちの為に そんな前から予約して下さっていたとも知らずに…感謝でした。
しかも紹介して下さるお店は どこも大満足で終わります。

又行きたくなるお店とは
 
何処も居心地がよく 料理も美味しく 人も笑顔で素敵です。
料理は全てが基本的なことですが 新鮮な食材を生かした
シンプルで引き算された究極の味を 提案していると思われます。

しかもそんな手仕事を味わえば お客様に素敵な笑顔が生まれ 
至福の時も流れるでしょう。

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                               宇宙の中に青い地球が
                               まるで青い海のように


今 “ 末野美由紀 銀のアクセサリー展 ” の3日目を迎えています。

彼女の生みだす作品には不思議な魅力を感じます。

しかもこの年齢に来て
少しの華やかさを求め始めているのでしょうか?
優しい自分で居させてくれる本物のアクセサリーが 欲しいと思うようになりました。

私も実は30年ほど前に彫金を習っていたことがあります。
銀の板を糸鋸で切る事から始まるのですが…これが思う以上に難しく
デザインし形を起こす作業…繊細な鍛冶屋さんと同じく 厳しい過程が求められます。

結局 私は3年で挫折してしまいました。

しかし彼女の手がける作品は
優しくて…誰にも寄り添える魅力があり 身に付けたくなるのです。

彼女らしさの一つとして どの作品にも物語がありタイトルが付いています。
それほどまでに時めきながら作られている様子が伺え
その作品から 流れて来る思いや楽しさまでもが伝わって来るようです。

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                            紫色の優しいパールを蕾とし
                            これから咲く花とする


パールも自然からの贈り物として 
様々な色や形に出逢い…その想いに時めき…夢の世界へと…

単なる宝飾ではなく心の宝石として
研ぎ澄まされた故の引き算の世界としてあるようです。

ジャンルは違えど私も同じ事…

この歳 つまり体型が変化する年代となりました。
服に体型を合わせるのか 体型に服を合わせるのか…

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                         ミニトマトの蔓を水に差し三週間
                         この一週間で色付き始め
                         生命の愛おしさを感じます


しかも もう楽な服しか着たくなくなっています。

かと言ってどうでもいい訳ではなく
大人として身体も心も楽になれる服と言う意味で…

それが大人のおしゃれの極めの技ではないでしょうか。

自分の持つ魅力を表現する為に どれだけシンプルにできるかを求めます。

これもまた選びの引き算のなす業ではないでしょうか。

これから始まる秋に 引き算しながらの暮らしをさがしながら…

                                     Droguerieの時間
                                           2014.9.14
by aoikusah | 2014-09-14 18:23 | 2014年9月・10月 | Trackback | Comments(0)
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