渋滞が運ぶもの

待ち遠しかった5月の連休も気持ちの良い季節とともに 通り過ぎてしまいました。

何事も待つまでが楽しみ…心弾むものですね。
お楽しみの当日を迎えれば その瞬間から終わりの時が近づくことになりますから…
新しい出逢いと 心地良い程の疲れが身体に残りそうです。

5月5日は立夏
立夏とは次第に夏めいて来るころのこと

あおあおとした緑 爽やかな風
青い空と気持ちの良い五月晴れの季節の訪れが巡りくる…
一年の中で最も好きな季節です。

地球上の生き物たちが いっせいに命を奮い立たせる時を 肌で感じる事が出来 
しかも 目を見張るほどの美しさで勢いよく爽やかに…
冬の間眠っていたものたちが 表舞台へと上るかように動き始めます。

春を迎え立夏となり 自然界がソヨソヨと揺れ始め
抑えきれないほどの生命の強さが さらに私の優しさへと誘うようです。

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                    通詞島の天日塩 “ はやさき ” の塩
                    櫓の植えに海水を汲み上げる作業に出逢い


わたしも3日4日と久しぶりに連休を頂き
恒例のように天草と南阿蘇と飯田高原への旅へ出かけました。

連休中と言うこともあり 
何時もより少し早めの朝6時に出発し お昼過ぎには到着の予定でしたが 
やはり思いの外渋滞で…午後3時半過ぎ やっと辿り着き…
さすが連休の凄さを味わうこととなりました。

早速お墓参りをすませ 帰りの岐路にと足早に…

今年も長い休日と聞いていましたが 暦通りの方々も多く
私たちもそうですが…それでもお出掛けしたくなる季節とお休みなのでしょう。

行けば帰りも必然的…
熊本に宿を用意していましたから… 
当り前の如く熊本までの道のりも渋滞していました。

そのお陰で 天草の夕日が空と海の狭間に見せる神秘さに 時間の限り堪能し…
自然がもてあそぶ一期一会の芸術に 最上の幸せをいただきました。

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                          帰りはすでに夕暮れ時になり
                          浜辺にも 波のいたずらのように


そして何処までも続く道のりと何処までも続く車にも…
やがて時が流れ 車も流れ どうにか熊本まで…

朝も昼も車中での軽食…
夜はせめて美味しい食事を頂きたく街へと…
しかし これも渋滞の日の延長としてあるようでした。
人の波が押し寄せています。

お目当てのお店はすでに満席で…二軒三軒と断られ
こうなれば 目と鼻を効かせ ウロウロと捜しまわりながら 
このお腹と心を一杯に満たしてくれるはずの料理を求めることにだけに集中し
絶対に美味しいものと出逢いたい…ここまで来て後悔だけはしたくない
そんな思いから 歩く事30分…

やっと 美味しい和食に出逢え 無事に一日を終える事ができました。
やはり私の幸せは 五感を楽しませてくれる景色と食事がそろえば大満足のようです。

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                            有明海の干拓に沈む夕日
                            幻想的な時間と風景が広がり


昨日の経験をいかし 2日目は何時もより早めの出発とし…
南阿蘇の雄大な景色をご馳走に 爽やかな風を感じながら心地良い走りが続きます。

まだ阿蘇は春の足音が聞こえ始めた頃のように初々しく
新緑もこれからのように 清々しさをもたらせながらの景色でした。

阿蘇の優しい風景に癒されながら  山なみハイウェイを後にし…
そして 大分の飯田高原の Weed へと向かいます。
もちろん美味しい景色とお昼ご飯を頂く為にですが…

何時も思う事があります。
高原の草花たちは どうしてあのように そよそよと優しいのでしょうか?

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                  阿蘇の高原で見付けた キツネノボタンの花
                  黄色い5枚の花びらに魅かれて


全てを知り尽くしているかのように…
優しく たくましくて…憧れてしまいます。
 
その地で生まれ その地で育つたくましさが何たるものかまでを…
つまり 私たちはその寒い冬の現状を見ずに 美しい結果だけを讃えてしまいます。

人の人生も同じことでしょう。
良い所だけが先走り その陰でなされている努力の多さも気にすることもなく…

私もそんな人になりたいと思いますが かなり至難のわざ…
つまり 強さの裏返しの優しさだと分かるからです。

全てが良し 渋滞も良し 出かける事の意味は
全ての一期一会に出逢いたいと 思う気持ちに動かされてしまうようです。

どんなに忙しくても 少し無理してでも出かける意味は大きく
悩んだり 行きづまったり…の中で 
今の自分と向き合う事が出来るひとつとして 私には必要なこと…

“ こんなことで ” と…自然の中に身を置くと 悩んでいる事がとても小さな事に思え…
もっと大変なことあるでしょ…なんて…元気に戻されます。

9日からはイベントが始まります。
福岡の秋月の自然豊かな環境から生まれ行くストールたちとの出逢いが…
私も久しぶり…多くの感動を夢見ています。

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                        葉祥明阿蘇高原絵本美術館の丘にて
                        緑風が優しく通り抜ける時を


11日は母の日…
自分の存在があると言う事は母からこの命を授かった訳です。

こんな素敵な日々の歓びを生きる喜びとして過ごすことができている今…
優しい愛情で包まれ 健やかに見守られて来たこれまでに感謝を思い
母の日に贈るものとは…

“ 感謝する気持ち ” なのですが…
それを何かの形として伝えたいとの思いもあり

日頃は面と向かえば 恥ずかしさもあり…
この日は 勇気をだしてこれまでの気持ちをこめて “ ありがとう ” と伝えてみる事が
母を幸せにする一番の近道かも知れません。

この年頃になると 言葉の優しさは身にしみるようです。

しかし自分の気持ちを伝える手段としての “ ことば ” は
人を簡単に幸せにしますが 傷つけることも簡単にするようです…

多くの褒める言葉は幸せに繋がります…そんな言葉 沢山伝えられればと思います。

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               川沿いの反日陰の場所に
               ダンドボロギクの花が綿毛となり タンポポのよう


ミュージシャンの松山千春さんが 今の若者へ伝えたいことがあると…偶然にも

“ 今の若者は見返りを求めすぎる
  見返りを求めなければ
  ありのままの自分でいられる…
  幸せになれる… 
  もっと今しか出来ない事をした方が良い
  20代30代にしか出来ない事があるはずだから… ” と素晴らしいメッセージを…

私は その言葉に響きを感じ…
この歳になり分かる事としてありました。

その経験があるから 今のこの歳の自分と出逢えると思えるのです。

その為にも今を一生懸命頑張って後悔せずに歩む…
全ては自分のために導かれ 心豊かに過ごすことともなります。

人と比べたり 人のせいにしたりは…
自分の幸せを自分で失っている人に…

自分の幸せは 皆を幸せにしてあげた数だけ運ばれて来そうです。

もっと自然豊かな日々に目を向けましょう。

そうすれば もっと楽になれるはず…

                                       Droguerieの時間
                                            2014.5.7
by aoikusah | 2014-05-07 14:49 | 2014年5月・6月 | Trackback | Comments(0)
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