紅葉を思う

今日11月7日 立冬です。
立冬とは 冬の気配が山にも里にも感じられる頃の様です。

これから秋を満喫しようかと思い始めたばかりなのに
暦の上ではすでに冬を迎えています。
すでに布団が恋しい季節となり 中々起き辛くなり始めています。

今朝外の様子をと障子を少し開けてみました。
あの気持ちの良い澄み渡った青一色の秋空に 清々しさを感じ
今日も何か良い事が起きそうだと勝手に思い 一日の始まりを頂いていましたが
いつの間にか…

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                          秋の夕暮れ 夕日が海へ落ちる時
                          ドゥログリーからの眺めです  

今日は どんよりと雲も低く張り巡らせて
冷たさを思わせながら… 風が吹き 木の葉も揺れ…
ベランダの先にある 山ぼうしの木が紅葉を始めています。
隣の柿の木はすでに葉を落とし 居残りの柿の実に冬の気配を感じてしまいます。

私は昔から障子が好きです。
障子1枚で 家の中から見る景色を劇場に居るかの如く見せてくれます。
さあ!幕が上がります…なんて

障子越しに見る 季節ごとの影映をも楽しむことも出来ます。
紙1枚で創り出す芸術ですが 
開けずとも心の目で想像したり 誰もが見る事の出来る素敵な贈り物でしょう。
勿論家の中での暖かな人の気配も感じることも出来ます。

今や 家の中に障子の無い住まいもありそうで…とても嘆かわしいことです。

昔は 家中をはたきでパタパタ 
勿論 障子の桟も優しくパタパタと 力加減を実践しながら教わっていた様です。
もし万が一 障子紙が破れたとしても 桜の花びらに切った紙を張り補いながらの記憶が
楽しい思い出としてよみがえります。

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                         コートで紅葉を表現してみました
                         燃える赤


最近は手軽に掃ける和箒が欲しいと思い始めています。
掃除機の様に 出したり片付けたりも手間いらずですし…

また話が脱線してしまいそうです…

我家でも 年末の大掃除の頃になると毎年のこと 障子の張り替えをするべきか…
今年はまだ綺麗だから もう1年はこのままで…なんて思いもありますが

それ以上に 障子がある日々の暮らしに和みや温もりを感じ 幸せを頂いています。
東洋における美的理念のひとつ “ 侘び ”  “ 寂び ” の心の様に…

日本の住まいには これからも残して欲しい一つです。

今日も寒くなりそうです。
この1週間で 季節が秋から冬へと様変わりをしているようです。

この頃になると 紅葉も気になり始めます。

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                         紅葉の頃 紫式部が実を付け
                         色鮮やかな青紫色に

そして もう一つ気になる事が…
“ もみじ ” は “ 紅葉 ” と書き
“ こうよう ” も “ 紅葉 ” と…

“ 紅葉 ” を辞書で引くと
 ① 木の葉が赤くなること
 ② 赤くなった葉
 ③ もみじの異称…と

“ もみじ ” を辞書で引くと
 ① 秋に木の葉が赤色黄色に変色すること こうよう
 ② かえで
 “ …狩り ” 野山に行って “ もみじ ” を鑑賞すること
と書いてありました。

今までは無意識に使っていた言葉ですが 
特別 間違った使い方はしていないまでも 何も考えずに過ごしていました。
日本語の美しくもあり難しくもある これが言葉の文化なのでしょうか。

何とも心地良い 私の大好きな感じるままに使えば良いのでしょうか?

私の想う紅葉とは 山全体が燃える盛りを描き
その中でも “ もみじ ” はひときわ彩やかな色を見せつける。

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                             銀杏の様に 黄色く紅葉


日本人の心に深く染みいる詫び 寂びを
これから始まる紅葉の景色からも楽しみたいと思います。
山々の木々が冬支度をする最高の見せ場 散りゆく前の潔い盛りです。
より大きな感動を 精一杯受け止めたいと…

後もう少し…
その時の出逢いが今から楽しみです。

この頃になると 山茶花の花が咲き始める頃になります。
ドゥログリーの庭にも蕾を沢山付けています。

落ち葉の頃に花を咲かす 何とも優しい心遣いをする木の様です。
椿に似ていますが 少し小ぶりの花を
寒くて厳しいこの季節に咲かせ続ける健気な花ですね。

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                         優しいオレンジ色に
                         TINAの紅葉したストールを巻き


これから迎える寒い頃に見せてくれる 数少ない花の一つに感謝でしょう。
しかも寒くなり始めると 窓の外へと目が向かなくなり
時々はそっと顔を出し 山茶花の花のご機嫌を伺ってみることにしますね。

私たちは皆友だち 仲間ですから…

ドゥログリーも11月を迎え すっかり冬へと 暖かなウールで包まれています。
急な冷え込みに冬支度を戸惑いながら…

わたしも同じこと…

今年に入り どうも自分のスタイルが決まらずにここまで来ています。
自分に対決するかのように色は “ 黒 ” でと挑戦してみましたが 思う様にならず
半ば諦めざるを得ないような…悲しい!

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                            短丈の 赤のツイード
                            軽くて気持ち良く


しかし おしゃれは決めるべきものではなく
今の自分の気持ちに素直に向き合うことが一番だと思う様になりました。
負けたのではなく 辿り着いた所がそこにある…

今の自分が心地良い着こなしが より気持ちも高めてくれている様です。
何でも頑張れば出来る訳ではないこと
その時々に寄り添う事の大切さを教わった気がしています。

今年は これまで以上におしゃれをしたいと思っていましたが
今のところ不発に終わっています。
でもまだ2ヶ月の有余があります。

素直になれた自分と これから始まる冬を楽しむ事にすることにして…

今朝も 小さな畑で秋ナスが10本 ピーマンが3個 オクラが1本収穫できました。
私には夢のような出来事です。

自給自足と言えば語弊がありますが その位感動しています。
せっかくの収穫です… 綺麗に洗い 野菜大好きな母に届ける事にしました。

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                             ミヤコの素敵な布バック
                             一つひとつが手作りされ


自然に感謝と共に 子供と一緒で相手を思い 認める大切さを実感しています。
そのお陰で もう少し収穫出来そうです。

毎晩 たっぷり茄子の入ったお味噌汁と幸せな食事を頂きながら
こんな日々の繰り返しが一番の幸せだと思いながら…

今は坦々と流れるこの時間をどのように過ごすかが課題でしょうか?

ゆるやかな道を歩くために…

                                      Droguerieの時間
                                            2013.11.7
by aoikusah | 2013-11-07 08:00 | 2013年11月・12月 | Trackback | Comments(1)
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Commented by aoikusah at 2013-11-09 13:36
アオシマ様
コメントありがとうございました。
何時も素敵な文章に こちらこそとても癒して頂いています。
昨日東京から帰りましたので今朝メール読ませて頂きました。読みながら私の方が少し恥ずかしくなりました。私も自分に喝をいれながら 確認しながらのブログとなっていると思います。そんなに頑張っているとは思えない時もしばしば…ご一緒だと思います。でも何だか今の自分に負けたくなくて…これが中々煩わしのかもしれませんね。もし自分がしている事が誰かの為にお役に立てているとすれば これほど嬉しい事はありません。しかも自分も楽しんでる訳ですから…
多分アオシマさんも一緒なのだと思います。お花や野菜を育てているのも その一つなのではないでしょうか。私たちの事をあんな風に思って頂いてありがとうございます。それはお互い様だと思います。アオシマ家の皆さんの裏返しですね。こちらこそ何時も素敵なご家族だと思っております。こちらこそ宜しくお願い致します。
又お便り楽しみにお待ちしています。
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