棚田が語りかける事

Droguerieの中では 目まぐるしく通り過ぎたこの二週間でした。

“ 初夏の会席 ” “ 響き展 ” と続いた企画に 身体と時間との戦いでした。
目標に掲げていたものに近付けたいとの思いから 無我夢中で突っ走りました。
しかし 思いとは別に多くの課題を残します。

理想と現実の違いなのでしょうか?
独りよがり?

blogだからと言って良い事ばかり書く事もなく
少々落ち込んだ自分もいることをさらけ出す事も必要でしょうか…。
生きている事につながる1ページです。

本当は “ 大盛況に終わりました ” と言葉を続けたかったはずなのに
心の曇りが晴れずにいます。
もっと多くの方々と一緒に楽しみたかった思いが残ります。

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                        梅酒づくりを開始 その1
                          大きく綺麗な梅の実 今年も豊作


しかしDroguerieの空間を森の様に爽やかな風が通り抜ける空間へと…
そんな思いは実現した訳ですから…ひとつの目標は達成しています。
私たちの中では その場所で仕事が出来る幸せも日々感じています。

響き展の計画がなければ成しえなかった事が出来た
ただそれだけでも結果上々…。

その時だけではなく 今この瞬間に出逢えれば
その時がDroguerieとその方との “ 響き ” となる時ですから。

先日 以前より気になっていた梅取りに出かける事にしました。
麦わら帽子をかぶり いざ出陣
現場到着 (徒歩1分)

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                        その2
                         梅の木の下にあるベンチに
                         落ちた梅の実を並べてみました


採る気満々ですが 大きな梅の木の下に入り込むと
青梅がとてもきれいで宝石の様に見え始め それ以上のエネルギーがみなぎり
気が付けば脚立からハシゴへと どんどん高い木まで登りつめて行きます。

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                  その3
                   ハシゴの最上階へ登りつめ 職人のよう


梅も日当たりの良い所は梅の実も大きく成長していて
枝から枝へと童心に戻り 楽しいひと時を今年も頂きました。
結果 今日の収穫バケツ大盛り4杯!!

早速 梅酒づくり開始です。
ひとつひとつ丁寧に洗い 水気を拭き取り 大振りの梅から浸け込みます。
三ヶ月すれば 美味しい梅酒の出来上がり。

歴代三年物の熟成された梅酒もあり 今年はスタッフにお裾分けする事に。
飴色に熟成された梅酒は とても美味しそう。
ロックや炭酸水で割ったりと 素敵な時間の過ごし方の傍らに置いて 至福の時を…。

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                       その4
                        大粒の青梅 バケツに4杯
                        無我夢中で                     


今年は4瓶梅酒へ そして1瓶はシロップ漬けにと cafe' bonの棚の上に新しく並べて。
その鎮座した梅瓶を見た美しさ そして飲む楽しみへと
ほくそ笑んで眺めてしまいます。
残り半分は みんなで山分けです。

我家のたった一本の梅の木から こんな素敵な時間を頂ける
身も心も幸せにしてくれる…
毎年よく頑張っていますねって表彰状を送りたい
また来年も宜しくと伝えながら。

梅について
 梅雨の訪れとともに梅は旬を迎えます。
 まだ青く熟す前の梅は梅酒用に 熟した梅は梅干しや梅酢用に
 完熟した梅はジャムにと 全て良し!!ってスゴイですね。

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                      その5
                       いよいよ選別され瓶の中へ
                       氷砂糖とホワイトリカーを注ぎ込み


収穫された梅は幸せ者。
風に吹かれて落ちゆく梅 されど周りに甘い香りを放ち
しかも 小さな虫たちへと果実を差し出しているかの様です。

自然の恵みに感謝しながら その恵みを頂く自分がいる事
またひとつ頑張る力を頂きます。

昨日 島根県大井谷棚田(日本棚田100選)を見に行きました。
600年前より人の手により維持されている棚田は
見ているだけで何も語れず 圧巻です。

こんな地味な作業を繰り返している事こそ 人の心を大きく揺さぶります。
何も語らずして全てを呑み尽くす程に…
人の手ひとつで 小さな石から大きな岩までが積み重ねてあり
微動たるもせず しかもその景色が美しく 優しくさえ映るのは何故でしょうか。

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                        3年物の梅酒を
                        スタッフのみんなにお裾分け


山間で多くの収穫を求めるが故に生み出された棚田
沢山の労力と知恵との格闘があったはずですが
只々 のどかな風景にしか見えないのです。
それがまた 私の心を強く感動させてしまいます。

小雨の降る中 棚田で作業されている方々の姿が遠くに見えます。
ポツンポツンと存在する家の庭で遊ぶ子供たちの姿に 自分の幼き頃の姿と重なり
今も昔も本当は何も変わっていないのではないかと錯覚してしまう程です。

のどかで温かい風が吹いています。
田植えが終えられた棚田は 高い田んぼから低い田んぼへと水が流れ行きます。
まるで小さな滝壺の様に 水がとてもきれいです。

都会で暮らす人たちにも 自分の故郷はあるはず…
その心の故郷は忘れてはいけないと。

しかも 今でもその暮らしを守る人たちが笑顔と共に存在している…
私は何も語らずして示す優しさに 心が洗われるようでした。
しかし その陰でなされている事の数々は言わずとして理解出来ます。

この梅の季節の棚田との出逢いが 私の心に問いかけます。

600年の歴史を前にして 成す術もなく
これからの自分に求めるものとは…

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                      次回のイベントのお知らせ

                        末野美由紀 銀のアクセサリー展
                          6月21日(金)~27日(木)
                          21日22日は末野様 店頭に


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                          大人色のワンピース展
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                                    Droguerieの時間
                                          2013.6.13
by aoikusah | 2013-06-13 14:51 | 2013年5月・6月 | Trackback | Comments(0)
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