二度目のお料理教室

今日は先週に引き続き もう少しだけ会席についてお話させて下さい。

1月26日からの3日間 皆様の笑顔を想いうかべながら
作る幸せを頂きながらと 楽しく過ごせたひと時でした。

献立を決めるまでの過程も 料理している時は より大きな満足感となり得ています。
回を重ねていく毎に 同じメニューはお出し出来ないと
どんどん苦しくなり始めていました。

しかし それを通り抜けると
自分に出来る料理は人に喜んで頂き 口福になって頂きたいとの想いから始まっていると
割り切れる様になってき始めました。

つまり季節を大切に思い 料理と対面した時に
五感をふるい立たせる演出など 自分らしくで大丈夫ではと思える様になりました。
多分皆様も そんなcafe' bonの会席を楽しみにされて下さっている様に思えてきました。

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                     テラスに咲く山茶花と我家の梅のつぼみで
                                       皆様をおもてなし


いつも献立を考える時 ストーリーを思い描きます。

新しい年を迎え 昨年の邪念を払い 夢多き年へと羽ばたいていけるように…。
今回も削りたての檜で作る “ 森の恵み水 ” 
まず 身体を清める事から始まります。

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                              梅のつぼみを箸置きに
                                 自然界の恵みを頂く


檜の香りが喉ごしを過ぎると 心身ともに浄化されてゆく感覚となります。
本当に不思議。
やはり最良の常緑木です。
そう思えば “ 檜舞台 ” という言葉もあるくらいですから…。

それから 前菜四種盛り
 黒豆の梅ゼリーのせ
 大根と奈良漬の甘酢和え
 菜の花のお浸し
 ローストビーフのサラダ仕立て

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                            波佐見の染付のお皿に
                             何故か藍色が心地良く


今回初めて “ 盛り ” を出したくて。
染め付けのお皿に…。
自分の中では ここで新春と季節の春を演出したくて…。
わさびの葉を添えてみました。

吸い物
 きのこと黄菊のみぞれ汁

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                           波佐見のほっこりした白磁に
                           温まる香り高い汁物に


四種のきのこからの香りと大根の旨味がバランス良く 美味しい一品です。

膳は旬の野菜を中心に 春を呼ぶ魚 鰆とで。
ご飯は大根ご飯で。

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                        青菜の白和え
                        冬の葉物の野菜たちが 
                        大豆とゴマの香りに包まれて優しい味に


そしてデザートのコースです。
デザートは りんごの柚子煮にルッコラの葉を添えています。

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どれも簡単な献立です。
ここから少しだけお料理教室へ。

私は目分量でしてしまうので 分量は適量としか書けなく
後は自分の好みの味でして下さいね。


大根と奈良漬の甘酢和え
 材料  大根 5cm
      奈良漬 1~2cm
      じゃこ 少々
      柚子
      塩 少々
( 作り方 )
 ①大根は1~2mm程の千切りにする。
  塩でなじませ しんなりさせて水気を切る。
 ②奈良漬は千切りにする
 ③①と②と じゃこを混ぜ合わせ 柚子のしぼり汁で味を調える


きのこと黄菊の大根のみぞれ汁
 材料  しめじ             だし
      えのき            醤油
      まいたけ           塩
      白たけ            みりん
      黄菊             酒
      大根 ( 大根おろし )
( 作り方 )
 ①きのこ類を3cmの長さに切る。
  全てをさっと熱湯に通した後
  だし30 酒5 みりん2 醤油・塩0.5の割合で合わせて
  軽く煮て冷ましておく
 ②黄菊は熱湯でさっと茹で 冷水へ
 ③大根はすりおろす
 ④①に③を加え 煮立てば②を入れる


野菜と海老のかき揚げ( 4人分 )
 材料  海老 中8尾
      大根 4cm
      玉葱 中1玉
      三つ葉 適量
      塩こんぶ(糸状のもの) 少々
      卵 少々
      小麦粉
( 作り方 )
 ①海老は背ワタを取り 1cmに切る
  酒をふりかけ 後でペーパーで水気を取る
 ②大根と玉葱は8mm角に切る
 ③三つ葉は3cmに切る
 ④塩こんぶは1cmに切る
 ⑤全ての材料をボールに入れ 溶き卵少々と小麦粉でサラサラ程度に水を入れながら
  ざっくりと混ぜ お玉に入れて平らにしながら ゆっくりと揚げていく


りんごの柚子煮
 材料  りんご(ふじ) 2個
      柚子 2個
      グラニュー糖 2/3カップ
( 作り方 )
 ①りんごは皮をむき 一口大に切る
  柚子は皮つきのまま 小ぶりの一口大に切る
 ②鍋にりんごと柚子を入れてグラニュー糖を振り 約20分置く
 ③②を強火にかけ 沸騰したら中火にし りんごと柚子が透明になるまで約15分煮る
  途中白い泡の様な灰汁が出るので 丁寧に取る事
  鍋中はかき回さず 鍋ごと前後にゆする程度にとどめる
 ④そのまま置き 粗熱が取れたら器にうつす
  冷蔵庫の中で5~6日は保存出来る


今回は4品紹介させて頂きましたが 特別な食材はなく
どれも簡単で美味しく頂けます。
そして 会席をさせて頂きながら 私たちも多くの事を学んでいます。

あるお客様が
“ 今日はお招きありがとうございました ”
とおっしゃって来店されました。
この一言は 私にはとても大きな意味を持たせて下さいました。

人はいつも感謝の気持ちでいなければと…。
この寒さの中 わざわざ来店して頂いて こちらの方こそ感謝なのですが…。
そんな一言が相手に敬意を表す事となります。
とてもうれしくもあり 素敵な方だなぁって思えた時でした。

そして当り前の事を当り前のごとく伝えているでしょうか?

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                        会席を終えたcafe' bon
                        ゆったりとした時が過ぎてゆき


言葉の大切さ
自分が発信している言葉が
相手を幸せにも傷つけたりもしている現実があるとすると…。


                                      Droguerieの時間
                                            2013.2.7
by aoikusah | 2013-02-07 08:00 | 2013年1月・2月 | Trackback | Comments(2)
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Commented at 2013-02-08 10:05 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by aoikusah at 2013-02-10 10:58
naok.y様

待っていたかの様にうれしいメールでした。
初めて食べて頂いて 私たちもとてもうれしく思っています。
皆様の笑顔に触れたくての思いでしていますので…。

日々の生活の中で少しだけ意識をしながらは とても大切です。
それに 早速作られたと…とても偉いですね。

何事にも興味を持ち 実行する方は大好きです。
これからも色々と挑戦してみて下さい。
口福になれるし 幸せは笑顔に集まります。
頑張って下さいね。
そして またお便り下さい。
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