夢を摘む 森の中

私にとっての まとまったお休みが頂ける お正月とお盆。
Droguerieも3日間お休みを頂きました。

皆でお休みが頂ける時は Droguerieから少しだけ距離を持つ事が出来る時。
お店で誰かが頑張っていて 自分だけが休みを楽しむのは 少しだけ気がひけます。

お盆の過ごし方。
やはり ご先祖様のお墓参りに出かけました。
ご近所と天草の2ヶ所です。

我家の愛坊のショータ君は 姪っ子たちにお世話をお願いして。
少しだけ心苦しく思うのですが 頑張ってお留守番していてねって
いつも声をかけて出かけます。
とても淋しそうなのですが。

出かける前夜より 何故か分かっているかの様ですね。
いつもと何か空気が違うのでしょうか。
さすが 長年一緒に暮らしていると。

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                           玄関のアプローチより
                                サイドの3つの小窓から


天草も 6月に結婚の報告に息子たちと行ったばかりですが 
今回もとても楽しみにしていました。

今年の梅雨での大雨の影響で 熊本 阿蘇の災害がとても心配でした。
阿蘇が大好きで 特に南阿蘇の景色や空気が。
とても すがすがしい気持ちになれて。

テレビや新聞で見ていたよりも 爪痕が深い気がしました。
自然界の怖さを目の当たりに。

しかし 人々は癒しを求めているのでしょうか。
うじゃうじゃ出没しています。
私たちも その中に。

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                           野菜で染めた 麻のハンカチ
                           


どこへ行っても人は多く 皆のカレンダーが一緒だから仕方がない事。
でも そんな中を楽しむ事が 皆と同じ時を過ごしている 生きている実感があります。

皆 同じです。
誰もいない場所
それはそれで淋しいかもしれません。
どんな時 どんな場所でも楽しめる特技を持っている私ですから。

南阿蘇のお気に入りなお店が2件あります。
今回はそのひとつ “ボンジュール プロヴァンス”

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                           一階のトイレの小窓より
                                  赤のマンサクの木陰


お昼をいつもここで頂きます。
プロヴァンスなので どこかフランス風なのですが 
鎮座している場所 庭 建物 食事 人たち…
すべてから とても自然で心地良い力を頂いています。
私の心を掴んで止みません。

とても優しく手入れされている庭も 森にとけこんで一体化しています。
お花も勿論 沢山植えてありますが どれも優しいものばかりで素敵なのです。
計算されての自然に見える事は とても難しく 
手を入れすぎると人工的になりすぎるし かといって我家のように大草原でも魅了しないし。
とてもバランスがとれているのでしょう。

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                          白いアンティークのカフェボールと
                                    小さなカモミールのリース


たとえば 家の中にクモの巣があったとしても 全く気にならないのです。
自然と同化しているから イヤって思わせないのですね。
それが出来ている事に憧れてしまいます。

お料理も地元の野菜をふんだんに使い サラダのお野菜は約20種類使っていました。
デザートのケーキには 庭で摘んだ花が一枝 おしみなく添えられています。
味もおいしいし 見た目もきれいな料理です。

お水もおいしいのでしょう。
食後のコーヒーもとてもおいしく頂きます。

私のとっておきの場所のひとつです。
中々 五感を楽しませてくれる場所って巡り合えないものですよね。
私には とても刺激になり 多くの反省とやる気を頂ける場所となっています。

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                           Droguerieの中で一番気に入っている
                                      アンティークの黒いドア


これだけの広い庭を管理しながら お料理も。

以前伺った時 こんな出来事がありました。

食後は ゆっくりとお庭も見させて頂きます。
お庭に小さなお家が建っています。
まるで おとぎの国のアリスの様に 小さなベットとテーブルとイス そしてキッチンまで。

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                           お客様より頂いた 段ボールの小さな家
                           不思議な 可愛い住人が2人と


どうも愛犬のお家らしく…
今はもう ここ数年主のワンちゃんを見てなくて…
そして その横に置かれている外用のサークルの中に 眠っている老犬が。

メッセージが書かれていて 名前と彼との出逢いが。

目も耳も聞こえなく 森をさまよっていた様子でと。
とても優しい犬です。
声をかけてあげて下さい 喜びますから。
目がとても大きいので“❍❍”と名付けました。

名前は ごめんね忘れてしまっていて。
どう見ても可愛いとは言えない容貌でした。
老犬ですから。

このメッセージを見た時 私に出来るかしらって?
小犬だったら かわいそうって思うでしょうが。
だけど 命の最後をお世話する事の大変さを自然に出来る方々…。
とても温かな方々なのですね。

だから 私が毎回来たくなる環境が用意出来るのだと つくづく思い考えさせられました。
理屈ではなく 響くものだと。
どんな小さな命でも 責任を持ってお世話する事。
今考えても…覚悟がいることです。

これから始まる時間 一週間 一年かも二年かもしれないのに。
人として素晴らしい方々ですね。

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                           真鍮製の蛇口
                           ここまでが一階のトイレの様子です


しかし 今回姿はありませんでした。
私たちもそうですが 生まれて死をむかえるまでの一生は 最後の最後まで何が幸せかわかりません。
老犬の❍❍君も 最後にこんなにも優しい方々に見守られて 幸せだったと思いました。

人の人生も一緒です。
今を一生懸命頑張って 笑って過ごせれば。
先の不安はないわけではありませんが 考えても仕方のない事は悩まなくてもいい事と。
私も こんな優しい穏やかな暮らしを…。

いつも そう思ってはいるのですが
今もこれから先も 夢見ている自分であります様に。

18日からは会席が始まります。
まずは ここから皆さんと一緒に楽しむ事にして。

9月末は スタッフ皆で社員旅行です。
ここ最近 東京だったのですが こんな私の素敵な場所を皆に見て欲しくて
今年は天草と熊本の旅を予定しています。
久しぶりに全員で とてもうれしく 
どんな出逢いがあるのかも…ワクワクしています。


                                      Droguerieの時間
                                           2012.8.16
by aoikusah | 2012-08-16 18:40 | 2012年7月・8月 | Trackback | Comments(0)
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